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窮鼠猫を噛む

窮鼠猫を噛むということわざがあるように、人は追いつめられるととんでもない力を発揮することがある。

つまり常に最高のパフォーマンスを発揮するには常に追い詰められている必要があるかもしれない。


子供のころ夏休みの宿題を計画的にやっていた子よりも、夏休み最後に日にものすごい速度で夏休みの宿題を終わらせる子がいただろう。

つまり、無理をすれば多くの作業をより短時間で終わらせることができるということだ。


大人になっても、この理論をかざすのは基本的にはブラックなところだ。

子供は与えられた夏休みをうまくやりくりしただけなのである。

宿題を一気にやりたくない子は計画的に片付け、勉強をする人減らしたい子は一気に片付ける。

つまりもともと彼らの予定は同じなのである。

時間に対しての仕事量は変わらない。

ただやるタイミングが違っただけだ。


一日で全部できてしまうから量を増やすというのは間違っている。

おそらくご飯を食べる時間や寝る時間、遊ぶ時間を勉強する時間に置き換えれば宿題の量を増やされても、その宿題を終わらせることができるかもしれない。

でもそれは彼らの時間を奪い、彼らの自由を奪う行為であるということも忘れてはならない。


好きで働いている人は少ないだろう。

楽しい仕事もあれば、仕事だから仕方がなくやっている仕事もあるだろう。

働いている人は自分の時間を、自分の労力を、自分のつかえる時間を割いてお金を手に入れているだけだ。


自分で自分を追い詰めるのは、まあ自業自得といえるだろう。

だが、他人が誰かを追い詰めてはいけない。

機械だって稼働できる限界のスペックで動かし続けたら簡単に壊れるだろう。

人間が壊れない道理がどこにある?


人を追い詰めて人に高いパフォーマンスを発揮させようとする人は相手のことを壊すつもりでいるのと変わらない。

物が壊れたら買い替えや修理が必要なように、人間が壊れたら買い替えたり修理したりするのだろうか?

そんな非道なことをする人のことを何と呼べばいいのだろうね?


私は自分で自分を追い詰めるのは自業自得だと言った。

そして、自分で自分を追い詰めて自分の力を無理やり引き出すのは、必殺技としてちょくちょく使ってしまう。


何が言いたいかというと私は書き溜めが苦手だということだ。


著:締め切りがないといつまでたっても書けない小説家


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