一番いいネタ
何かいいひらめきがあった時、あなたはすぐにでも形にしますか?
私はどうしても手元で寝かせてしまう。
それほどでもないいいひらめきだと私もすぐに形にするだろう。
でも、渾身のひらめきはついてもとで寝かせてしまう。
なぜそんなもったいないことをするのかと不思議に思う人もいるだろう。
でもこれには仕方のない理由があるのだ。
せっかくひらめいた懇親のネタだ。
技術力の低い今よりも技術力の上がった未来にそのネタを書きたいと思ってしまうのが人情というものだろう。
ある程度までのネタであれば、「みんな!僕すごくいいネタ思いついたよ!」と声高々に発信するためにそのネタを形にするだろう。
自分がせっかく思いついたいいネタを未熟な自分が食いつぶしたくないのだ。
でも、それには一つ問題がある。
このままだと自分は一番いいネタを形にすることができないのではないかという疑問だ。
おそらくその推測は正しい。
今思いついたとてもいいネタは将来より良いネタの下位互換となるだろう。
でも、そのころにはそのネタへの思い入れが減り、そのネタを形にしたいという意欲が失われていることだろう。
なんてかわいそうなネタたちなんだ。
自分が形にしてあげなかったばっかりに、自分の脳内の片隅へと押しやられてしまう。
そんなもったいないことが許されるだろうか?
いや許されないだろう!
その時作れる一番いい作品を作るべきなのだ!
未来にはもっといいネタが思いつく!
私は今日もそうやって自分をしかりつける。




