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嘘をつくことは罪なのです!  作者: 高橋 スミレ
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嘘とは何か?

嘘をつくことは罪なのです!


第一章

嘘は自分についてはいけない



僕は今まで何をしてたんだろうか。


学校生活、


部活動、


塾、


友達関係、全てにおいて

嘘をついてきた。


そうすることによって自分という存在が曖昧になり

自分の中の自分が消えかけていた。


僕は「青春」を無駄にしてしまったかもしれない。

でもそれでもいいのではないかと考える自分もいる。


これからどうしていくべきか、

「嘘」の定義は何なのか、

それをしることによって自分は変われるのか

変われたとして今までうそをついてきた罪はどうなるのか

僕はすごく怖い。


いつも一人で海を泳いでいる気分である。

「あれ、何が本当?」


そして嘘をつくことが何も感情もなくついてしまっていることに気づいたのは

大事なものを失ってからであった。


第二章

学校と嘘の関係性


「入学式」


僕の名前は大島 菫

まあ、名前が女っぽいし

見た目も華奢なので小学校の時は、いじめられることがあった。

ただ幼稚園、年長の頃から空手をやっていて、

自分に対して被害がたくさんあった時にしか手を出さなかったが

手を出した姿にみんなが驚いて

結局孤立をしていた。

そんなつまらない小学校生活を送っていた。

ちなみに場所は東京都 足立区ね


「お前には勉強をやる習慣をつけてほしい

 だから文京区に引っ越していろんな経験をしてほしいな」


そんなこととなり

小学校の友達はまったくいない文京区の中学校に入ることになった。


「いや、都会ってすごいな。

 東大かっこいいし高い建物ばっかだなぁ」


歩いて学校に入った。

入った近くにクラス構成がかかていた紙をもらった


「あれ?なんか名前似てる人いるね」


父はどうでもいいことをどんどん言ってくるタイプ

だからいちいち面倒くさい。


「そーだね」


スルー気味に返すと

父はあまりいい表情をしないで


「つまんな」


と、返してくる。


こんな親ほっといてとりあえず

教室に行くか。


教室に行くと怖そうな顔をし

髪の毛は真っ白でここまで剥げてない人をみたことがない!

ちょっとテンションあがった


教師

「こんにちは」


「こんにちは」


普通に返した。

なんで少しテンション上がったのか

自分で自分のこと気持ちわるいことを自覚して


「{まじかよ}」


と思った。

顔は結構怖くて厳しそうだなと思ったためである。


教室にいるのは自分を含めないで2、3人

まったく知らない顔なのでめっちゃ緊張している。


震えた足が机にドンドンとあたり先生ににらまれた。


これから友達とかできるのだろうか。


そんなことを考えながら数分たつと

教室内がにぎわってきた。


生徒

「松っちゃん!松っちゃん!このゲーム面白くなかった?」


松っちゃん?

「それめっちゃ面白かったよな。しかも昨日原作の漫画の最終回だったし……」


生徒

「ネタバレやめて!」


松っちゃんと言われているものの付近はにぎわっている。

このことから考察するに小学校から友達だった系グループ

がたくさんいるということがわかった。


「はぁ」


無意識に溜息をしてしまった。

やっぱ友達作るのつらくね?


「トントン」


肩つつかれた。

振り向くべきか、振り向かないべきか。

そんなことを考えていたら思考が止まった。

{緊張で}


「きみなんていう名前なの?」


答えるべきか、答えないべきか。

自分がめんどくさいのを改めて思い知らされた。

とりあえず名前ぐらい答えるか。


「大島 菫です。」


考えてみれば後ろ向いて言わなかったな

やってしまった……


「前向いて話すなんて面白いなぁ

 私は明日香っていうの。よろしくね」


あれ?女子?

振り向くのがこ、こわい。

ただ振り向かなければ会話が成立しない。

プイっ!


あれ結構かわいい……


明日香

「菫君、髪ぼさぼさだねぇ」


髪とかかっこつけたことがないから

寝起きのまま来てしまった。


「す、すみません」


初対面の人と目も余り合わせられない

そして敬語になってしまう。

悪い癖だ。


明日香

「そんなに緊張しないでよぉ~

 そうだ!同じ学校の人とかいる?」


「いません。小学校は足立区なので」


明日香

「そうなんだぁ小学校の友達いないことについては同じなんだよね」


「そ、そうなんですが。じゃあ友達になりませんか?」


ん?自分今なんて言った?


明日香

「話すのは緊張するのに、友達になろうという展開力

 嫌いじゃないよ★」


なんか勝手に考察された。


明日香

「これからよろしくね」


初日で女子の友達ができた

この僕が……


【入学式が終わった】。


いや疲れた。

眠い。そして視力が悪すぎて担任の顔が見えなかった。

担任二人いることと

男の先生は少し怖い感じ 名前は安田

女の先生は若い先生   名前は山本

それだけが分かった。


ちなみに視力は0.1です。


教室内ではもうすでにグループ化しているところが

多い。これが陰キャと陽キャのさか……


ただ


明日香

「いやー眠かったねー入学式

 目悪いの?」


こいつ……

やるな……


「目すげぇー悪いんだよね

 視力0.1だし」


明日香

「だよねー不審者みたいに先生のこと見てたからねー」


「もうちょっと良い言い方あったんじゃない?」


明日香

「ない!」


自身満々っぽいな

でも言われても仕方ない。

小学校の時、友達とテレビゲームをしてた時

その友達の親が


友達の親

「大島君、目がわるいの……?

 めっちゃテレビにらんでるけど……」


そんなことがあり

その友達からは次の日から話さなくなった。

目細くしただけで友達一人消えるのかと思ったけど

鏡の前で見てみたら結構やばい顔してた。


「マジかよ」


初日といえばもう一個イベントがある。自己紹介だ。

この瞬間で友達になろうという概念を作り出す勇逸の時間だ。そしてこの自己紹介で普通に自分を紹介をする。

または噛んだり、緊張であがってしまう。

そんなことがあったらもう友達ができなくなってしまう。

つまりこれは戦である。

出席番号は大島の「お」

まあまあ早いなので気持ちを早めに作ったほうがいい。

ちなみに空手でメンタル面をたくさん鍛えてきた。

気持ち作りは得意だ。

{初対面の人とは話せないけど}


安田先生

「じゃあ大島。次、自己紹介してくれ」


順番が回ってきたメンタル面大丈夫。


ん?


話す内容まったく考えてなかった⁉

気持ちの面では完璧なんだが

そうだ僕、バカだった


「大島 菫です。小学校は足立区の学校で好きなものは格闘技。趣味は空手です

 これからお願いします。」


普通に自己紹介をしてしまった。

これ明日香以外友達作れないな。


【休み時間】


なんかさっきに比べてにぎわってきているな。

皆、楽しそうだな……

あっそうだ。一人だけ気になった人がいたんだよな。アニメのショショ好きだって言っていたやつがいて

自分もアニメで勇逸見ていたやつなんだよな。

マンガもこれのためにいろいろと小学校の時貯金して買ったし。


名前は……

越谷 康弘だっけな……?


「越谷君だっけ?よろしくね」


よしいい出だしではないか?我ながら


越野

「はい……?なんですか……?」


こいつ……

全く話聞いていないな?

いや、耳が悪いのか?いや話題提案自分から仕掛けなければ


「これからよろしくね」


越谷

「……?」


これはなんだ⁉

何の反応なんだ?俺の表情、性格を見切ろうとしているのか?

いやそんなわけがない。そんな二次元の世界でありそうなことが三次元にあるのか?

そして悩んだ末、一つの解がでた。

こいつ心理学のスペシャリストか。

やりおるな。こいつ。

ここはいったん引くべきか。

いや、このまま戦うべきだろう。


越谷

「まだ戦おうというのかね」


!?

いったんこいつとはかかわるのをやめよう。


下校時間になった

今日は入学式だから親と一緒に帰ることになる。

めんどくさいな。


「どうだった?友達とか作れたか?」


「初日に作るとかできてたらすごいね」


「つくれたよ」


「すげぇな」


沈黙が走った。

僕たちの家族はあまりしゃべらないスタイルだ。

たまに父がめんどくさいがあとは自分が話題をあまり

提示しないため、話はあまり続かない。


家に帰り

明日の準備をする。


そしてコーヒーを一杯すすり

なんも変哲もない一日が終わった。


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