とりあえず宿をとる?
「おいあんた大丈夫だったのか?」
「何かあったのか?」
「ドラゴンが川上で暴れてたらしいんだよ!」
「そんなことがあったのか?俺は川下の方に行ってたからわからなかったよ」
どうやらレックはドラゴンとの戦いを見ない聞かない知らないで通すつもりのようだ。
「隕石が降ってきたり大変だったんだぞ、まあドラゴンってのは災害みたいなもんだから3年に一度ぐらいは被害があるんだよ」
「3年に一度って結構被害があるんですね?」
「そんなことはないさ、竜の巣の近くなら半年に一回は被害があるしここは恵まれた方さ。」
「この国にはドラゴンは沢山いるんですか?」
「この国には少ない方さ、なんて言ってもこの国にはSSSが2人居てそのうち1人は 竜狩りの称号持ち、もう1人も詳しくは知らないがドラゴンを数体狩ってSSSランク入りだからな…」
「やっぱりSSSランクの人は違いますねー。」
「あたぼうよ、多分今日の深夜あたりどっちかが来ると睨んでるね。」
「それはどうしてですか?」
「あの2人ヤケ(・・)にドラゴンに執着しててな、この国の竜の巣はあの2人が潰してくれたお陰で被害が少ないんだ。」
「へーそうだったんですね〜」
「まあちょっと強い奴とか見ると俺の贄になれとか言われるらしいがあんまり関係ないかな…」
それってつまりはバトルジャンキーで戦う事で己を高める最低な人種なんじゃ…
レックからしてみたらすこぶる迷惑な奴としか思えなかった。
レックも人の事は言えないが…。
「へー、とりあえず情報ありがと、俺は宿に戻るからおっさんも頑張ってな!」
「おう、坊主も興味があるなら深夜におきててみな!」
この歳になって坊主扱いされる新鮮味があるな…
「とりあえず宿行くぞ」
「人間の村とはなかなか家も立派ですね。」
「これで立派ってドラゴニュートって生活レベルヤバイんじゃ…」
「私達ドラゴニュートは体が丈夫だから洞窟掘ったり、木に藁を沢山結びつけたりして雨をしのぐ程度で生活出来ますからね。」
そんな話をしてるうちに宿が近づいてきた。
「レック!無事だったのか?ドラゴンが上流で暴れてたらしいぞ!俺はお前さんが巻き込まれてるんじゃ無いかと…」
「ほら言ったじゃん、レックなら逆に倒すぐらいだって。」
ラーズとゼロが声をかけてきた。
「いやいや俺そんなの戦ったこと無いし!」
「それにその子はなんなんだ…珍しい亜人の子か?」
「まあ亜人って言ったら亜人だがそういうの差別だと俺は思うんだよね。」
「あとこの子も俺の仲間になったから」
「まあそれは置いといてこの子の宿取らないと…もしくは私の部屋を2人部屋にしないと宿なくなるかもよ?」
「こんな時間だしそれもそうか?でもドラゴンが出たのに誰も逃げないんだな?」
「まあドラゴンが本気ならこの辺一帯焼け野原だし逃げてもあんまり関係無いのかな…」
「そうなのか…」
「とりあえず宿に行かなきゃね」
とりあえず無事ゼロの部屋を2人部屋に変更でき宿の確保は出来たと言っておこう。




