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やっちまった?

「お前らワシが誰か知っての狼藉とみた。 ここまでバカにされたのは神竜様以来初めての事よ! その命で償うが良い。」


「ドラゴンさんは・じ・め・ま・し・て、私の名前はレック 死に行く貴方への最後に名乗った男と認識して下さい。」


「空に広がる星の石よ我の意思に従え、メテオインパクト!」


レックは簡易詠唱でメテオインパクトを唱えてみた。

さすがに4節からなるメテオインパクトを完全詠唱していたら踏み潰されちゃうし。

そして空からは無数の炎を纏った石の塊が…

レックは見た瞬間コレはヤバイと思い急いでバリア系の呪文を唱えた。


「我の辺りに侵害を企てし物を排除し我を守らん、ガーディアンブロック!」

とりあえず簡易詠唱でガーディアンブロックなる物を唱えたけどこれってヤバイよね絶対…この辺更地にならないことを祈るばかりである。

そしてドラゴンは何故か地面が動き俺の近くから離れていく。


ん?侵害を企てし物か?者じゃ?…

成る程成る程とりあえずドラゴンはどっかに行ったな…あとはあの隕石達はどうなるのかなと見ていると周りの地面が硬化しながら俺を囲う様にドーム状になっていった。

この半透明のドームもしやダイヤなんじゃ…

半透明のドームが段々と厚さを増したころ隕石とドームが衝突した。

ドドドドドドドーーーーーーン

次々にドームに当たる音がし、辺りに物凄い衝撃、木々が粉々になり吹き飛ばされ物凄い振動が辺りを襲った。

ドームの中は振動も無く衝撃も無ければ被害も無い。

レックの周りが木々は粉々、地面はボコボコになっていた。土煙が晴れたころ半透明のドームが自然と辺りに溶けるように消えて無くなった。


ドラゴンはどうしたのかと辺りを見回すと地面に生き埋めになり首だけが出た状態で泡を吹いて気絶していた。


なんだ生きてるのか…

「主人がメテオインパクトを全部防いだから生きてたのね、悪運の強いドラゴンね」


デスラの言葉がとうとう完全翻訳された。


まあこんなに焦らされたんだからなんか無いと割りに合わないよな…

とにかく辺りを探してみたが何も見つからないあのドラゴンでも解剖して売れば幾らかにはなるか?

どの世界でもドラゴンなんて高級素材扱いだしとりあえずは鱗を剥いで皮をなめして肉は食べられるのか調べてなどなどレックの料理人魂は無くならない!


サバイバルナイフの背の部分は鱗を取るようにギザギザしているし鱗取りにも苦労は無さそうだ。

苦労しそうなのはドラゴンの大きさぐらいである。

剥製にして王様とかに売りつけたら多分一緒遊んで暮らせるんだろうなぁ〜などと俗物的な事しか浮かんでこないレックである。


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