弟子ができる?
とりあえず隣の村まで行けば乗り合い馬車があるらしいしその村の方まで歩いて行く3人がいた。
こういう時って大体盗賊に襲われたりするんだよなぁ〜などと考えていたレックは隣の2人を見た。
2人はレックの顔を見て首を傾げている。
「この辺は盗賊とか出ないのかい?」
「ああ、この辺は国のマタギだからランクC以上が頻繁に護衛依頼とかで居るからほぼ出たことが無いよ。」
ラーズの一言にテンプレがとうわ言のように言いながら絶望するレックを他所に2人はレックを置いて歩いて行く。
「レックおいてくよー」
ゼロがレックに声を掛け2人との間がかなり離れていた事に気付いたレックは早足で追いかけた。
「普通にランクCに勝てるなら盗賊やるより冒険者の方が稼げるからね」
ゼロの付け足しにそりゃそうかと納得し、最近頭の上が定位置のデスラをモミモミした。
デスラは最近インビジブルを使ってるから見えないが何故か頭が重いからすぐ分かる今日この頃。
そんなこんなで夜には目的の村まで何事もなく着いた3人はとりあえず宿の確保に行った。
一泊銅貨3枚ご飯付きは銅貨4枚の木製の二階建ての宿だ。
そこで2人と1人の部屋に分かれる。
当然レックとラーズの2人とゼロの1人だ。
なんだ3人部屋で宿代浮かすのかと思いきや、そうしないのはやはりゼロが女性でしかも結構な美人だからなのだろう。
レックはもしやなどと余計な事を考えながら部屋に着き荷物を置いてタバコなどと考えていたらいきなりラーズに土下座された。
「いきなりですみませんが俺を強くしてもらえませんか?」
いきなりの土下座?こっちの世界に土下座ってあるのかな?などと考えながらラーズに問う。
「なんで強くなりたいんだ? それに俺より強い奴なんて世界にはゴロゴロ居ると思うぞ?」
はっきり言ってレックより強いのなんてデスラ以外思いつかないが聞かなければいけないよな?
ラーズ達からすればランクBでも自分達より強い訳だし。
本人もまだ知られていないが災害指定種の事前討伐の功績でランクSの冒険者スタートが確定していたりする。
バーさんの口添えが無ければランクAだった。
「俺は今年30で12から冒険者をしてきて16年目で4人やっとランクCになりました。」
16年でランクCが凄いのかわからないが一人前になるのは大変そうだな。
まあ所謂一部の天才がサクサク上に上がってトリプルSとかになったりするんだよなぁ〜などと考えながらラーズの話を聞いている。
「俺が強ければ仲間を失う事も無かったし、今でも4人で笑い合えた筈なんです。それにゼロを守るのはオレ達3人でって…」
何やら照れくさそうにゼロでノロケるの止めろやリア充が…。
ラーズの話を聞いてみけんに怒りのシワが増えてたりする。
まあ良い歳したおっさんの結婚事情なんてどうでも良いけどね。
ゼロってもう三十路なの?25ぐらいだと思ってたぜ。
人は見た目によらないって言うからね…
「ちなみ俺が最年長で30、この間の2人が27、ゼロが24でみんな同じ孤児院の出なんだ。」
ほら、やっぱりいい線いってた!
ラーズの話をほとんどどうでも良く聞いているレックはラーズの重要な話すら聞いてなかった。




