ゴブリンキングの情報
2人について行って歩くこと2時間ばかりが過ぎた頃ようやく目的地の村が見えて来た。
だか村は夜の帳が見え始めていたにも関わらず騒がしく、何かがあったことは明白だった。
3人は急いで村に向かい門番達に尋ねた。
「何があったんだ?」
「ゴブリンキングが目撃された。」
「しかも村から馬で30分程の所でだ!」
「今早馬で王都へは向かっているが早くても7日は掛かるだろう。」
「今の村の戦力では全滅するのが分かりきっているから村を捨てるかの話し合いの最中だ」
「それに君らは王都からゴブリンの間引きに来た冒険者だろう?」
「もしも防衛する事になったらギルドへは依頼を出すから受けて貰えないだろうか?」
「あの〜ゴブリンキングなら既に倒してますよ?」
「「「!!!!!!!」」」
「それは本当か? 本当にキングかどうか討伐証明を冒険者出張所でしてもらえないだろうか?」
「あの私達も助けられた身でして、、、彼に直接聞いて貰わないと、、、」
俺は討伐部位なんて回収してないしどういう事だ?
「あの…大変言いづらいのですが一緒に冒険者出張所に来ていだだけますか?」
レックはまあ行くぐらいなら別に問題無いんだが俺は冒険者では無いし討伐部位も持ってないし、どうやって調べるのか楽しみになりそのままうなづいた。
冒険者出張所に着くと既に先ほど門番の1人が出張所に報告に出ていたみたいですぐに調べられる準備がしてあった。
「え〜っと」
「レックだ」
そういえば名乗って無かったと思いすぐに名乗る。
目の前には1メートル程の丸い水晶があり穴が空いていた。
この穴なんだ?
手にはめてゴ○ゴ○のーとかやるのか?
両手にはめてド○○もんゴッコとかw
くだらない事を考えていると出張所のおババが真剣な眼差しで話しかけてきた。
「ここの穴にゴブリンキングが持ってた剣を刺しとくれ」
あーあの剣が討伐証明だったのか、だからあの時無手と棍棒のゴブリンだけ爪を剥いでたんだな。
「ゴブリンは進化の度に持ち物が変わる種族で剣が良くなり頭も良くなる魔物なんです。」
「棍棒と無手のゴブリンは討伐価格は同じで討伐部位は爪、ソード以上になると剣とか杖だな。」
とりあえず2人に説明を受けデスラに収納していたゴブリンキングの剣を穴の中へ入れた。
水晶が光りゴブリンキングの情報が表示さらた。
ゴブリンキング生後21日、討伐指定Sランク、進化の泉にて進化
後79日後にゴットゴブリンに進化予定。
進化の泉の効果で最も適応したゴブリンで災害指定種、ゴットゴブリンに進化後なら討伐指定トリプルSランク。過去の情報、王都のSランク冒険者20人SSランク3人によって討伐された。生き残ったのは2人だけとかなりの被害が出た。
ゴットに進化後1日10匹と爆発的な繁殖をし
男女どちらも関係なくなる。
過去のゴットゴブリンはまだ発見が早かった為に討伐出来たが10日で100匹と増えれば過去の苦労が分かるだろう。
「予想以上のヤバさですね。」
「もしもレックが居なかったら…」