行動開始!
ピピピピピピ
デジタルの目覚まし時計が鳴る、たいちはその音でうっすらと目を開けた。
「今、何時だ?」」
そう言って目覚まし時計に目を向けるとなんと
午後五時だった。
「・・・は?五時?夕方の?」
たいちは少し混乱したが、昨日の夜間違えて午後の五時にしてしまっていたのを思い出した。でもその時
はかなり眠かったからなぁ・・・。
「うーん自分でも驚くぜ、まさかまさか夕方まで寝られるとはなぁー。」
窓を開けのんびりとまだ青空の広がっている夏の空を見上げる。
(あ、でも今夜は寝れないかもな。何しようか)
たいちが何かをたくらみ始めていると、部屋の向こうからドタドタと走ってくる音がした。
「ん?」
たいちは振り向く。その音はドアのところで止まりバン!と勢いよく夢がドアが開いた。
「お兄ちゃん!秘密の話があるって、今すぐ公園に来て!」
夢はそう言うとまた廊下を走って行った。
あの話か・・・・。
たいちは急いで着替えると家を飛び出した。たいちの家からいつもの公園に行くには少し怖いトンネルを抜けないといけないのだが今は目をつぶり走りぬける。
「よし、着いた!」
たいちは少し息を切らせながらも公園についた。
「おっそーい!」
ななは今来たたいちに向って叫ぶ。
「ごめん、ごめん」
たいちは笑いながら先に来ていた陽、なな、和樹、夢のの所に行く。ななはたいちがこちらに来ると滑り台の上に上がってたいちと考えた事を話す。
「今から未来を変えよう!大作戦をはじめまーす!」
夢と和樹と陽はななが突然言ったので・・・・・と黙っている。陽はこの重い空気はまずいと二人に声をかけて
「おー」
ととりあえず言う。
「その作戦ってどんな事するのか?」
和樹が質問する、たいちは
「それを今から考えるんだよ。」
また重い空気になった、でもそれは陽の提案で払いのける。
「ん?その提案ってそれはお楽しみにー」
ななは笑って手を振る。
こうしてついにななたちの大冒険がスタートしたのだった。