危機一髪!!
ふいに意味不明な中国語が聞こえた、五人は真っすぐその声がしたほうをみる、そ
の声の犯人は残忍な顔をした二メートルはある巨人の男だった。
「「「「「わああああああ!!!」」」」」
なな達は叫びながら一目散に粛清所とは反対方向、森の奥深くへ逃げていった。
後ろから声がする、たいちが逃げながら後ろを見ると中国人が追って来ていた!
「やばいぞ、追ってきた!!」
「ねえ陽、もう一時間たった?」
きつそうにぜいぜい言いながら、かずきが言う。
「くそーまだだ。あと一分」
陽はくやしそうにタイマーを見て答えた。
森はどこまでもとは続かなかった、そうついに・・・
「いきどまりだああー!」
先頭を走っていたたいちが、もうやばい!というような顔で急ブレーキ。陽はさっとタイマーを見る
・・・あと三十秒だ
「#”%$&”&”)(~^!」
中国語がすぐ後ろから聞こえた。なな達は振り向く、本当はあってほしくなかったけど。
五人の目の前に立っていたのは、あの残忍な顔、巨人な体の中国人だった。
そいつはピストルをこちらに向けると
「**::*$)~”」
と顔をしかめて言う。陽がそれを通訳しようとした時!
パン! パン!
鋭く耳をつらぬくような音がし、ピストルから白い煙があがる。中国人はピストルを撃ったのだ。
その玉は間一髪かずきのすぐ横の木にあたっていた。
「ひえ~~」
かずきが震え上がり、中国人はチッと舌打ちをするともう一度ピストルを向け
撃とうとした、その時!
「よし、戻れるぞ!」
陽が嬉しそうに言うのと同時にペンダントから出る七色の光がなな達を包むと、消える
中国人はびっくりして声もでず、たださっきの五人が消えた場所をボー然としてみていた。
気がつくと五人は元の遊んでいた川の所にいた。
ななは改めてこの平和な日常に感謝する。夢はたいちにしがみついていて、
「怖かった―・・・」
と涙目で言う。
「よしよし、もう大丈夫だぞ」
たいちが小さい子を扱う様に言うと夢はそれを恥ずかしく思ったか
「私は赤ちゃんじゃない!」
とパンチを思いっきり陽の溝に打ち込んでやった。
「うぐっ・・・」
「大丈夫?」
ななが心配して、うずくまるたいちに声をかける。
「おう!大丈夫だ」
シャキン!と立つ、なんという回復力だもう元気になっている
陽は落ち着いたみんなを見てあせをぬぐい爽やかに聞く。
「どうだった?日本の未来は」
みんなは口をそろえて
「最悪ーーーーーー!!」
と答えたのだった。その声らが空に響いていた。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
これで、第二章は終りです、次からは第三章 行動開始!になります
すんません、ストーリーがくらくなっちゃいましたが、次からはふつーですよー
プールで遊んじゃったりします。暑いんでね―
でも、行動開始です(プールで遊ぶけど)
ストーリーではいよいよ本格的になっていきますが、どうか暖かい目で見守っていてください!