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陽との出会いそして、冒険の幕開け――

 今日は夏休み前の終業式だった。七菜はたくさんの荷物を担いで明日から何をしようかとわくわくしながら、帰っているところだ。


「やったぁ! あしたから夏休みだ!!よーしあそびまくるぞぉーーー!」

と、そう言いながら次のまがりかどをまがると・・・

「あっ、 あいすが売ってある!たべたいなぁ、そうだ!いいことかんがえた!」      


アイスクリーム屋さんを見つけ、やたらと一人ごとがうるさい七菜はアイスクリームを売ってある小さな屋台に駆けて行った。



その後

「おばさ~ん!あいすちょうだい!」     

「いいけど、ななちゃんおかねは?」

「ああ!そのことなんだけど。・・・・・・・あとばらいということで・・」

「じゃあむりです!」

「えぇぇぇ~~そんなぁぁ・・・・」


ちぇーーと口をとがらせている七菜。でもしかたないあしたくるか!そうけついして、

「じゃああしたきますんで!」

びしっと敬礼して、七菜は走り出しだ。こんどは幼なじみのたいちを迎えに行くのだ。



「あっ見えてきた!たいちの中学だ!」

そういってとばすとなんと真っ正面から、たいちがつっぱしってきたのだ。


 しかし止まろうにも止まれず、

「わああああ」「どっどいてーーー!」


どっし~ん


あんのじょうぶつかってしまった。


「いてて・・・あ、たいち、ごめんねだいじょうぶ?」

しかし、へんじがない。


「たったいち?」

もういちど声をかける。するときがついたようだ。たいちはむくっとおきあがる。


「いってえなぁ・・ おう、七菜じゃん。」

「まったく心配かけないでよ」

七菜はおこりぎみでいったが内心


(よかったぁ)

と安心していた。



それから・・・

ふたりは公園にいた。ついでにたいちの妹、夢と七菜の友達、和樹もいっしょだ。4人は公園の4つちょうど座れるブランコにそれぞれのってディーエスの対戦ゲームを、たいち兄弟チームと七菜アンド和樹チームにわかれてやっていた。


たいちが、

「おおおお!もえるぜーー!」

ピンチなのにそうさけんででいると、空から


「わああああ、たすけてぇーー」


と声がした。ん?と思いうえをたいちたちがみあげると・・・。


「ぎゃああ」 


どっすーーん


少年が空から降ってきたのだ。みんなはあぜんぼうぜん、言葉もでない。 


「おっおまえ、だれ?」


ようやくたいちが口を開く。少年は帽子をかぶり、にかっと笑い笑顔で、


「おいらは、よう!石川陽だ。未来からきたんだ!よろしくな。」 




「えええーーーー!」(一同)

「みらいからきたの?」


夢がきく。陽はとーぜんでもいうような顔で、


「そうだよ、で、お前らにたのみたいことがある。」

というといきなりシリアス顔になった。


「実は…、おいらと未来を変えてほしいんだ!!。」

                                        

たいちは、もしかしたらと思い、昨日の夜みたの夢のことをおもいだした。その夢では、なんと日本、中国大陸、がしずんでいき、みんな大パニックになっていた夢だ。たいちは、陽に聞いた。    


「なあ陽、その未来ってまさか・・日本がしずむとか・・・じゃあないよな」


おもわず顔が引きつる。陽はびっくりしてこたえる。


「えええ!しってるのか!お前みらいのにんげんか?!」


陽はたいちに顔を、ちかずける。たいちは陽を引き離し、


「ということはあたってるのか・・。」


「なにが?」


和樹がのんびり聞く、するとたいちはゴォと燃えて和樹の問いは聞かずに言う。


「おれたちがみらいをかえるんだよ!!」


和樹はびっくりして後ろに下がった。たいちがあついのだ。七菜は燃えているたいちをみて、思わず大声で


「やってみようよ!」


とみんなに向かってやる気満々にさけんだ。陽は顔をきらきら輝かせて七菜とたいちのてをにぎる。


「ありがとう!こころ強いぜ。」

といいながらにぎった手をぶんぶんふる。七菜はとーぜんといい笑っていた。夢は、その後ろで燃えている。

 そして和樹は(大変なことになったなぁ・・)と少し不安おもいながらベンチに座ってのんびりディーエスをしていた。




 次の日、長い夏休みがついに始まった。陽もあわせ昨日のメンバーたちは、クーラーのきいたすずしい七菜の部屋で冷たいジュースを飲みながら半分遊びながらも陽のいたやどうしてここにいるのかなどを話し合っていた。


「どうして陽君は私たちのところにきたの?」

夢が一番のぎもんを聞く、


「まあそれは、ぐーぜんだ」


陽はさらりと言う。夢は(きかなくてもよかったかな)と思っていた。続いて和樹が質問する。


「じゃあ、どうやってこっちに?」


「んー話せばながーくなるんだがな」


そういうと陽は七菜のへやのすみに置かれていたおもちゃのギターをかりて語り始めた。



 陽がどうしてこっちに来れたのか、それは日本と中国大陸ちんぼつの日、陽はその日から運良く2日

間家族と海外旅行に行っていた。そして日本に帰ろうと空港に行く、そこで日本行きの飛行機はどこで

のれるか探すのだが日本行きの飛行機はすべて”飛行中止”、陽一家はインフォメーションの人に聞き

に行く。

 英語が得意な陽のお父さんがどうして日本行きの飛行機が飛行中止なのか英語で聞くと、その人は英語で

「お気の毒に」

とそのひとはそれだけ言うとお父さんに今日の朝刊の英語の新聞をわたす。

そこには英語で、(お父さんが翻訳)


〈ちんぼつ?!日本と中国大陸!〉


と大きく見出しがついていてその横にはどこでとったのか大きな津波に飲み込まれそうなちんぼつすんぜんな日本の写真がおおきくのっていた。

陽はこれを見てうそかと思った。でも写真はどう見ても本物、でも陽は信じきれなかった、


いや信じたくなかったのだ。


陽は「こんなのうそだーー!」


とさけんでその場をとびだした!


陽は空港を飛び出し、にぎやかな町並みを走り抜けるとのどかな田舎についた。そこでやっと落ち着き


ちかくの小川のどてに座る。陽が小川の流れをじっと見ていると、


「おぬし、今をかえたいか?」

そう声がした。                                 


「え?」                                     

陽はふりむく、そこにはちょっと無愛想な杖をついたおばあさんがたっていた。


「は、はい。でもあなただれ?」


「わしか?わしは過去と未来を見たり自由に過去と未来を行ききできる時の使いだよ」


時の使い・・・?初めて聞く言葉だが、陽は疑いもせず


「お願いします!」

と頭を下げた。


 時の使いのおばあさんは顔を少しほころばすと

「ついてきなされ。」

とくるりと回れ右をし歩いていく。


「はいっ」

陽は時の使いの後をついて行った。




 陽は古びた時の使いのおばあさんの家の何もない部屋にいた。おばあさんの説明が終わり、今を変えるため過去に送り出してもらう事になったところだ。


「チャンスは一度きりだぞ。」

「はい!」


この会話を最後にして時の使いは銀色に輝く杖を振り上げ

『このものを過去に導きたまえ!』

と叫ぶ。その瞬間!


陽はなぜか空から落下していた。



「と、言うことだ、どーだ長かっただろう。」

自信満々に言い終える、そこでたいちが聞いているのに飽きたか


「よし、じゃあさどうやって未来を変えるか考えようぜ!。」

とごおーと燃えながら言った。七菜はあつくてたいちに文句を言う。


「たいち、暑苦しいからやめてよー。」


七菜の冷たい一言にもかかわらず、

「じゃあ陽、何かあるか?」

と聞く。


「ふっふっふ、その一言を待っていたぜ!実はこのペンダントを使って日本が沈む二日前の日本へ行けるんだ!」


陽は真ん中にごぼうせいが描かれている七色に光る不思議なペンダントをかざして見せた。


「それじゃあ、最初からそうしたら良かったんじゃ?」


そこで、夢の鋭いつっこみ!


「う、まあそれはなあ時の使いのばあさんに聞いてくれよなー。」


 陽は笑ってごまかしていた。


つづく!

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