表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/15

06 ギフトの力はヤバすぎる

 ラネ10歳。

 少しずつ出せる粉の種類は増えていたが、大きな発見は無し。鎮痛剤が少しずつ効能の違うものが数種類出せることや、米粉でせんべいが作れること、粉醤油やソースの粉末が作れる事くらいである。

 これら全て前世の記憶様様である。


 ラネの人生とは違うこの記憶は俺の前世のものだと思うが、自分の人生だったという感覚はない。死に方も無様だし、そこに至るまでの行動が頭悪いんじゃないかとも思う。自分の前世であろう記憶の主に対して何の思い入れも無いのだ。似ているとも思わない。

 ラネである自分にとって、この男の人生の記憶は映画やドラマで見ているようなものだろうか。

 彼の知識も教訓は利用させてもらう。だからバカにする気はない。これからもこの記憶にたくさん世話になるのだから。

 

 ギフトの検証もほとんど進まなくなって、最近は記憶の世界とこの世界の比較も頻繁にすることになっている。


 こことあそこはかなり似通っている世界だ。

 人間の形は同じだし、家族があり職業があり役割がある。それらの集合として社会があるという人間関係も同じ。文明水準は違うが道具も生き方もほとんど同じ。

 我が家は飼っていないけれど村には猫も犬もいる。馬もいるらしいが、この村にはヤギと羊と牛とロバがいる。ネズミも出てくる。

 大人の世界はまだ立ち入れないが、両親を見る限り人間が年中発情している点も同じだ。

まだまだ父も母も若いから別におかしなことじゃないよね。


 この村でも前世の記憶に似た化け物退治の伝説はある。火を吐く蛇のようなドラゴンという魔物が居て、勇敢な戦士に倒された伝説だ。遠くの国のお話でこの村は一切関係ないみたい。ドラゴンを見たなんて話は聞いたことはないらしい。

 ドラゴン。

 前世で何という名で呼ばれていたかわからないが似た化け物だと思う。父に詳しく聞こうと思ったが、知ってる内容は以前に聞いたものと変わらなかった。その日暮らしが基本で伝承も中途半端な村だ。本も少ないし、知識欲を満足させてくれる場所じゃない。


 ここは情報も少ないし、つまらない村だと思う。村の外もつまらないのかもしれないが、訪れて暮らしてみないとわからない。

 俺も長兄みたいに外を目指そうと考えて始めた。

 

 その長兄は狩りを頑張ってお金を貯めているらしい。もう16歳。そろそろ一人前扱いされる年頃で、結婚する人も出てくる。頑張る年頃なのだ。

 長兄の頑張る目的は旅の準備資金なのだと言う。


 長兄には何かお礼をしたいのだが、今も頼りっぱなしである。最近では他の兄たちと共に弓矢の使い方を教えてもらってもいる。

 長兄が下の弟たちに弓を教えているのは自分が家を去った後に家族が今のように肉を頻繁に食べられなくなることを心配しているからだ。

 事の深刻さを理解した下の兄たちは、弓矢の稽古を真剣にやるようになっている。

 確かに長兄が出て行ったら我が家の食生活の低下は深刻なことになるかもしれない。


 弓矢の使い方を教えてもらう代わりに兄たちには自身の名の書き方と数字の読み方、四則演算を教えることを申し出た。狩人だって革細工職人だって商売はするだから数字で騙されることがないように。

 指を使って数えることはできるから、一桁の簡単な加減の計算は村の誰でもできるのだ。

 しかし慣用的に使っているだけで、頭の中で加減乗除の理屈を整理して使えるわけではない。

 だから、頭の中での計算はできなくても小石を使って掛け算や割り算の概念を理解できるように、簡単な計算方法を教える。

 これさえ覚えておけば、大きな数字は難しいが小さな数字の四則演算は小石を並べて動かせばなんとかなる。

 小石が無いとできないのだが、小石があれば簡単な掛け算も割り算もできるのはいざというとき役立つ。

 

 読み書きはとても教えている時間はない。兄たちは明るいうちは働いているし、本も無いから我が家では到底無理だ。アビーの家にある本は羊皮紙で出来ているんだと思うが、無駄に分厚く高級そうだ。

 港町の含め、ここら一帯の識字率がどれくらいか知らないが兄たちも必要ならきちんと読み書きも学ぶと期待しよう。


 弓の練習はずっと続けるつもりだ。

 俺の授かったギフトは確かにチートだが、おいはぎや暴漢から身を守れるわけではないし、食料は自前で確保できた方が良い。

 それにギフトの力に頼るのは危険だと思う。

 万能ケミカル工場みたいなこのギフトの力が使えなくなるかもしれない。

 何を対価に粉を出しているのかもわからない。


 毎日毎日、嗜好品を出すためにギフトの力を行使しているが、いまだに粉を出すための対価がわからない。


 魔力のようなものを消耗しているんだろうか?

 それとも寿命を削っているのだろうか?

 考えるだけで少し不安になってくる。

 質量が関係しているのなら、金粉を出続ける限り生成して体がどうなるか試してみるか?

 でも、それが寿命を削っていたらどうする?

 気付かずにギフトを今みたいに細々と使っていって50歳、60歳で死ぬのと、金粉を樽いっぱいに出して明日死ぬの、どう考えても試すのは危険だろう。


 こう考えていたら、以前に出した金粉がどうなっているのか気になった。

 そもそもこの能力は本当は幻覚のようなものかもしれない。手から出した粉は時間の経過で消えているのかもしれないのだ。

 そう思い立った俺は疑問を解決すべく金を埋めた場所に行き、石をどけてみた


 そこにはキラキラした金粉があの時のまま残っていた。


 どうやら出した粉は一年くらい消えないらしい。これで幻覚のようなものではないということが分かった。

 そうならば今まで以上にギフトは慎重に検証しようと思う。金粉を簡単に出せてしまうのだから払わないといけない対価がデカそうだ。



 秋のある日、父と一緒に籠を背負って果実の採集のために共有林を抜けて森の奥に入った。ちょうど甘く熟したイチジクがこの時期採れるのだ。

 イチジクはドライフルーツにもできるから保存食になる。記憶ではイチジクを食べると口が痒くなったが、ラネは何度も食べているがそんなことにはならなかった。


 この世界のイチジクの木は記憶にあるものとは違って大きい。だから、収穫する際によじ登ってナイフで切り取っていく。2年前からこの季節にやってきた仕事だから慣れたものだ。

 ラネは父譲りなのか木登りが得意だ。だから木に登って器用にイチジクの実を切り取って背負った籠に放り入れていく。

 熟したイチジクを採り終わり、手を伸ばして次の枝に移ろうとした時、毛虫を握った痛みに驚いて足を滑らせてしまった。落ちないように足を枝に絡ませようとしたせいで頭から落ちた。

 右手で落ちる瞬間に頭を庇って、手首の怪我をしたことがわかった。


(やっちまった。)


 この痛みは捻挫か、骨折だろう。


 父がすぐに駆け寄ってきて、手首を調べてくれる。

(痛いからやめて。)

「折れてるん?」

「わからん。おそらく。」

 父は渋い顔をしながら散らばったイチジクを籠に入れ直してくれて、今日は家に帰ることになった。


 ズキズキした痛みは時と共に強くなった。家に着いてから、父は手首に負担がかかると痛みが強いので添え木を包帯代わりの布で巻いて固定してくれた。

 あまりに痛いので、父が傍から離れた隙に鎮痛剤を小さじの4分の1ほど左手から出してこっそり飲むことした。

 これで効果を検証できる、一石二鳥である。


(苦っ!)


 鎮痛剤がこんなに苦いのを初めて知った。

「そんなに痛いんか?」

 戻ってきた父が俺の顔を見てそう聞く。

「う、うん、大丈夫。」

 誤解されたようだけど、苦み走って顔を歪めても不自然な状況じゃなかった。

 強烈な苦みだ。これは飲みやすいように工夫しないといけない。


 しばらくすると痛みがマシになった。痛み止めとして十分に薬効があるようだ。しかし、これだけ苦いと使い勝手が悪い。改良の余地ありである。

 


 次の日、痛みで目が覚めて、またこっそり鎮痛剤を飲んだ。苦くても痛みはとても我慢なんてできません。

 しばらくすると痛みは引いた。便利なものだ。

 

 今日はアビーのところで読書の日ならぬ読み書きのお勉強の日だ。

 昨日収穫したイチジクを布でくるんで手提げのようにして、それを左手に持ってアビーの家に行く俺。


「今日もよろしくおねがいします。」

「ラネ、その手どうしたの?」

 アビーの母は心配そうに聞いてくれる。

「昨日、木から落ちて手首を痛めちゃって、折れてるかわからんけど痛いから動かないようにしてる。」

「アビー、ラネは手が使えないからちゃんとするのよ。」

「はーい。」

 おそらく本のページを捲ってあげなさいということだろう。


 席を寄せられ、一緒に同じ本を読む。

 鎮痛剤の効果が切れたのか手首は痛くなってくるし、息がかかるくらい近いアビーの顔には落ち着かないし、一刻も早くここから逃げ出したくなった。

 勉強が終わりアビーの母とアビーにお礼を告げて、俺はそそくさと帰った。


(痛ぇーし、不自由だ。)


 すぐ現状の不満が口を突いて出てくる。

 最近、俺は自分が前世の記憶で言うところのヘタレだということがわかってきた。文句ばかり出てくるし、安易にギフトの力に頼る。欲も抑えられないし、苦痛も我慢できない。

 

 手がこんな状態では寄り道してのホットココアは当分お預けだ。

家に真っ直ぐ帰り、寝台となっている床の上に寝転ぶ。

 

 ヘタレの考えることは決まっている。

(治るまでどれくらいかかるんだろう?)

(骨折や炎症を治す便利な薬をギフトで出せないかなぁ。)

 

 そう思った途端、要望に返答してくれるように怪我を治せる“不死の霊薬の素”を出せるはずだと自覚した。不死の霊薬というのは飲んだら不死になれるのではなくそこに近い効果を与えるというイメージらしい。俺は頭の中に入ってくるイメージからこの粉は体の怪我や病気を治したり、死ににくくなる薬だと理解した。

 

 出せると確信したら出せるのが俺のギフトの凄いところ。水をコップに入れて、頭に湧いてきたその“不死の霊薬の素”のイメージを描いて手に出そうと少し気合を入れた。

 そうするとほんの少量の粉が手の平に出た。そしてこれ以上はもう出せないということを俺の頭は理解した。


 出した分だけ吸いこむように口に入れて水で飲み込む。

 そうすると手首の痛みも熱っぽさも身体の疲れも一気に消えてしまった。

 右腕を振っても全く手首に痛みが響かないし、右手に力も入れられる。

 治った。

 手首だけじゃなく、木から落ちた時の擦り傷まで治っていた。

 

 恐ろしい薬だ。これがあれば命に係わる大怪我や、天然痘みたいな致死率の高い感染症や癌も治るということだ。

 もう出せないと感じたのでもう出せないのだろう。残念だ。

 もしもっと出せるのなら天才薬師、天才医師として名を馳せることもできたのに。まあ、金粉生産ができるとバレるよりも身の危険が増えるかもしれないが。

 まあ、これで良かったのかもしれない。


 包帯代わりの布を取り去って、いつも通りの指を動かしてみる。

 やはり利き腕の右手が使える方が不自由がなくていい。

 だが、いきなり治ったというのは変に思われるかもしれない。どうしたものか。


 怪我のフリを続けていくにしても、折角治ったのに右手を固定したままだと日常生活が辛い。


(そうだ!怪我したのは左の手首ってことにしてしまおう。家族であっても案外人の事なんて見てないもんさ。)

 

 前世の俺は自分が他人をちゃんと見ていないから、他人も自分をちゃんと見ていないものだという持論を持っていたらしい。他人が自分の服装や髪型などを見てると思ってる奴は自意識過剰ってわけ。

 そんな前世の持論が俺のインチキを後押しした。

 

 俺は右ではなく左の手首に添え木をして布を巻いて、初めから左手が怪我したように振舞うことにした。

 実に上手く行った。誰も指摘しなかったから夕食でも家族に気付かれなかったと思う。

 俺の手の怪我が右から左に変わったことに違和感を感じてもはっきりと違いがイメージできる人は少ない。予想した通りだ。


 皆、チョロイぜ。

 


 安心した俺は寝る前に、ココアパウダーのブレンドを少しだけ舐めようと思ったが出せなかった。

 ココアまで出せなくなった。塩も出せない。ひょっとしてギフトの力は打ち止めかもしれない。

 とも思ったが、魔力のようなものが対価でそれが一時的に枯渇したのならその内また出せるようになるだろうと前向きに考えて寝た。


 翌日、兄の誰かに踏んづけられて起きた。ガサツなだけで悪意はないんだろうが勘弁して欲しいものだ。

 起きてすぐに昨晩のことを思い出し、塩を出せるか試した。


 ちゃんと出せた。


 ふぅ。

 起きて早々、安堵のため息が出る。安心したせいでついさっき踏まれたことなど頭の中から消え去った。


 落ち着いて昨夜考えたことを思い出しながらあらためて思考を整理する。

 この俺のギフトは体内にある何か、便宜上これを魔力と呼ぶことにするが、それを消費するのではないだろうか。魔力の消費量は生成する物質によって異なり、昨日の霊薬の素みたいな高度な物質か奇跡を起こすような物質は消費が激しいのではないだろうか。

 そう仮説を立てた。

 まあ寿命を削っているなどという仮説より、ヘタレの俺は魔力を対価にしていると考える方が気楽だというに過ぎないが、当面はこの魔力消費説でギフトに向き合うことにした。


 案外と払う対価は安いのかもしれない。

 無自覚にやり取りされる魔力なんて金や寿命と違って対価として払っても痛くも痒くもない。

 そう考えるとさらに俺は安心する。


 自分のギフトに問うように確認したら、“不死の霊薬の素”も再び出せるようだ。

 こんな万能薬を少量でも毎日のように出せてしまうのはヤバいくらいのチート能力。

 昨日の今日だし、睡眠をとることで魔力が回復するのだろうか。

 対価が身体にある魔力だとして、それを成長や修行で増やせるのだろうか。

 魔力が尽きるまで生成した場合、金粉換算でどれくらいの量が出てくるのだろう。

 疑問は尽きない。


 奇跡のような治癒力を持つ霊薬の素は前世の記憶では想像上のものであって実在しないようだ。おそらくこれはスキルやギフトと同じようにこの世界限定の非科学的な何かであるのだろう。

 これならば非科学の代名詞たる魔法もありそうだな。あるとして、魔法もギフトもこの世界ではいずれ科学として研究されるようになるのかな。そうなった時、それは非科学と言えるのだろうか?

 まあどっちでもいい。

 ともあれ、俺のギフトは粉末状という制限を受けるものの、この世界の物質も記憶の世界の物質もどちらも生み出せるということに違いない。



 体の問題、心の問題が解決したが問題はまたやってくる。

 暇と退屈だ。


 怪我のフリは続く。元気なのに家にいる子供の俺。退屈でしょうがないのだ。

 暇なのでナイフで木の枝を削って、箸を使う練習をする。豆があれば良かったのだが、無いので丸まった小石の粒にする。

 少しずつ指の扱いが上手くなる。

 

 初めは上達するのが面白かったが、それもすぐに飽きた。

父も母も頻繁に家を出たり入ったり。畑仕事だったり、洗濯だったり、俺の様子を見に来たり。


 父と母を見ながら我が家の事を考える。

 うちは小作農ではないし、農奴でもない。

 長兄が勝手に出ていくし、農奴階級じゃないよな。うちの畑らしいから小作農でもない。

 貢納として小麦を年に一度納めているみたい。


 そう言えば、労働地代というか賦役ってあるんだろうか。村の仕事はあるけれど、領主の土地で働いた話は聞いたことが無い。

 アビーの家は数字を扱うみたいだ。あれはおそらく村長と共に領主に納める村の税をまとめたり管理するんだろう。うちより数段裕福だ。


(暇だと疑問が次々に浮かぶなぁ、早く夕食にならないかな。)


 兄弟も次々と帰宅して、夕食を皆でおしゃべりしながら食べた後、今日も一日が終了。


(治ったことにするまでどれくらいかければいいんだろう?)

 横になり、ゴワゴワの毛布をうずくまりながら俺はそう思った。



 10歳の少年に退屈は苦行に近い。何度怪我なんて無かったことにしようとしたことか。2日の苦行を経た後にまたアビーの家に行く日がやってきた。


 先日はアビーの顔の距離が近くて、手首の痛みも強くなってきて落ち着かなかったけど、今日は心を無にして読書をやり遂げようと覚悟する。家で退屈してるよりかは読書の方が楽しい。そうは言っても本の中身自体はあんまり面白くはない。だってありがちな英雄譚と恋物語なんだもの。

 恋愛モノが普及するのは、政略結婚や見合いといった家同士が結婚相手を決めるケースが多いせいで憧れがあるのかね。村を出ていき自由に生きる気満々は俺にはさほど共感できない感性である。


 門の前で深呼吸を済ませて少しドキドキしながら、俺は「こんにちわ」と大声を上げてからアビーの家にお邪魔する。

 アビーはすでに部屋にいて、不思議そうな表情を浮かべる。

「こんにちはラネ。」

「こんにちは、アビー。今日もよろしく。」

「あのね、母さんは婦人の寄り合いがあるから、今日は自習してなさいって言われてるの。」

「そ、そうなんだ。」


 アビーの母は留守で予想外の二人きりである。年齢的に子供過ぎて何も起きないけどそれでも二人きりである。

 アビーがどうこうではなく、二人きりというシチュエーションにドキドキしてしまう。


 アビーは席を立ち、テーブルの隅にある本を目の前に置き直す。そして俺の隣の席に座り、この前と同じように席を寄せてくる。

(こういう距離、好きじゃないな。)

 あまりに近い距離感が苦手でそう考えていた。その時に、


「あれ?ねえ、痛めた手って右だったよね?」


 アビーの不意打ちに、俺の心臓はドキっと弾けて止まるような気がした。

 

 鼻が利き、勘も良い。アビーは要注意人物だ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ