表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/84

雑談② 流行はすぐに過ぎ去るもの

船内では駄洒落が流行っていた。

エマが船に戻ると皆が渾身の駄洒落のいい合いを行っている。


『布団が吹っ飛んだ!』


『車が来るまで待とう』


駄洒落が飛び交う中で、エマは航海士のゼクト叔父様に報告を受ける。今回も特に異常はないようであった。


「ゼクトも渾身の駄洒落とかあるの?」


ゼクト叔父様は「ええ」と返事をすると自慢の駄洒落を披露する。


『航海士になって後悔している』


「えっ!?」


「あくまでも駄洒落ですよ駄洒落」


「そ、そうよね」


「エマ様は何かないのですか?」


「えっ!?」


エマは突然の降りに脳内をフル回転させた。

そして思い出す。

前世にて考えていた渾身の駄洒落があった。エマは皆驚けよといいたいような顔で自慢の駄洒落を言う。


『紅海の航海を狡獪に公開して後悔した!』


皆が静まる。

エマは両手で顔を覆うと「お願い忘れて!」と呟く。

こうして船内だけで流行った駄洒落は一気に潮時を迎えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ