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24.えっ!調査依頼?

「えっ!調査依頼?」


「この間の旅行の報告で『アメージアの爪痕』について記載したのだけど、エマの魔法なら可能かもしれないというところが抜き取られて王命を出すことになったんだ」


「アメージアの爪痕ですか?」


「すまない。父も反対したのだが議会でエマが冒険者としても活動している事を出されて決定してしまった。メンバーは冒険者ギルドで『天帝』から7人が参加してくれる事になった。後はエマのチームと私と3名の精鋭騎士となっている」


【天帝】


100名近い団員がいる『クラウン』。

『クラウン』とは10名以上のパーティーで構成されたチームで依頼達成の報酬を『クラウン』で管理し、『クラウン』内独自の分配方法で分配する。

その中で『天帝』はDランク以上のメンバーで構成されており、Aランク以上が8名ほど在籍している。

尚、天帝の冒険者ランクはAAAランクで国内で最高のクラウンである。


「レオ様も行かれるのですか?」


「婚約者が行くのなら私も責任を果たしたいと皆を説得させたよ」


ここは本当の事を言っているのかもしれない。

だけど、さっきの国王が反対したと言うところは疑わしい。旅行が終る時にレオナルドはこうなることを予測していた。反対するのであれば私の浮遊魔法でアメージアの谷に降りる事が出来る事を報告しなければいい。報告した時点で今回の調査は王家の判断のはず。

でも、こんなチャンスはないわね。


「解りました。日時と場所を教えて下さい」


「来週の月曜日の朝9時に場所は王都だ。エマと冒険に出れるなんて嬉しくて仕方がないよ」


「そ、そうですね。お手柔らかにお願いします」


─ 王都 ─


約束の場所にいくと天帝の人達が既に来ていた。


○ハーミー 

天帝のリーダーらしい。なんとエルフであったため興奮して握手を求めてしまった。更に驚く事に見た目は20歳だが実は年齢は420歳だと聞いて驚かされた。ハーミーさん曰く「人間で20年がエルフで1年」らしい。羨ましいような羨ましくないような。

個人ランクはAAAランクで水・光・風の3つ属性で上位属性を、更に風・光の二属性で最上位魔法が使える。

合成系統で天雷の上位魔法で使える。

武器は弓を使い。最上位の弓神の技を覚えている。

そして、彼女もスキル「千里眼」の持主であった。

さすが、アメリア国最強の冒険者ね。


○チャリオ

天帝の剣神。

中年の男性で個人ランクはAAランク。

全ての武術で上位技を覚えている。更に剣技は最上位の技が使える武術の達人らしい。

結構、有名らしくマックがなかなか彼の手を離そうとしなかった。


○マージン 

天帝の智神。

見た目は20代と若そうだけど個人ランクAA らしい。

全ての属性の上位魔法が使える。特に火の属性は最上位まで使えるらしい。また、複合魔法として『熱閃』『氷結』『天雷』『熔岩』『砂嵐』『暗黒』等が使える魔法のエキスパート。


○ハイエロ 

天帝一の斥候で個人ランクA ランク。

風と闇の上位魔法が使える。

武器では鞭と剣と拳の上位技が使える。

複合技『投擲』を極めている。


○ムーン

20代の女性で個人ランクA ランク。

水の上位魔法、光の最上位魔法が使える。

合成魔法は聖光の上位魔法が使える回復魔法の使い手。

鞭技を得意としていて天帝では彼女にぶたれたい者が多いらしい。


○フール

個人ランクA 。

斧と拳の最上位技を覚えており天帝一の力持ち。

魔法は火と土の属性をメインとした付与魔法を得意としている。


○パワウ

今回参加する天帝で唯一の個人ランクB。

全ての魔法が其なりに使える。武術は拳を最上位まで極めている。


と、天帝の自己紹介が終えたので私達の自己紹介を行った。


「グレイスの女神のエマです。先日の依頼達成でBランクとなりました。リナは回復魔法、ロイは土魔法と剣、マックは剣を得意としてます私は拳と弓の上位が使えスキルによる魔法攻撃が得意とします。」


「私はレオナルドでこのチームの責任者としてと動向することになった。後ろにいるのは護衛の者達です」


「質問いいかしら?」


「どうぞ」


「今回、『未踏地の調査』という事での依頼だったと思うのだけど、子供のチームが参加しているのは何故かしら?依頼では『他から8名参加するから天帝からは7名お願いしたい』って言われたけど天帝から11名でも良かったんじゃないかしら」


「うん。最もな質問だね。それはこれから行く場所が『アメージアの爪痕の底』で行くのには彼女のスキルが必要だからでいいかな」


「爪痕の底って事はスキルは飛行か何かかしら?」


「はい。『浮遊』というスキルで今のレベルなら15人程なら問題なく飛行させる事が出来ます」


「凄いわね。私のスキルは『千里眼』と言って今のレベルだと2k先までしか見ることが出来るないわ」


「2kも!」


「スタート前から気分悪くさせてしまったらご免なさい。

未踏地の冒険はAAAランクの冒険者もそれだけ慎重にならなければならないの」


「いいえ、正当な疑問です。気にしないで下さい」


「ありがと」


「それでは、今回の調査の説明をするよ。調査は約1ヶ月を予定しているけど調査の過程で更なる調査が加わる事があるから2ヶ月分の食材をエマ商会に依頼していたんだが大丈夫かい?」


「はい。2ヶ月分と言う事でしたが念のため半年分用意してありますし、現地調達出来れば更に可能かと思います。また、冒険に必要な魔道具も幾つか持ってきております」


「ちょ、ちょっと待って!そんな沢山の荷物、どうやって持って行くのよ?どんなに高価な魔法袋でも入りきらないわよ」


「あ、私他にも『収納』というスキル持っております。魔道具〔魔法袋〕も私のスキルを元に作られたモノです。魔法袋で収納したものをスキルに収納してますのでかなり収納出来るんですよ」


実際には魔法袋なしでも可能なのだけど、今回、色々と準備していたところ、ロイが引き気味に「化物と思われてしまいますよ」と言われたのでこのようにしている。


「あなた、スキルを二つも持っているのね」


「はい。て言うかスキル以外の魔法は一切使えません」


「「「えっ!」」」


天帝の人達が一斉に驚く。

この反応・・・

飽きたわね。


「話の続きいいかな?」


「ご、ご免なさい。お願いするわ」


「エマのスキルの欠点としてエマに何かあると収納したものが取り出せなくなる危険性があるらしい。そうなると困るので常時1つずつ魔道具〔魔法袋〕を持つようにしたいと思う。アメージアの爪痕についたらエマの浮遊にて谷底におり探索をして行きたいと思う。何か質問あるかな?」


「質問じゃないけど一応山道用の車を用意してあるので簡単な移動は車で出来ます。また、足場の条件が悪い場合はロイにより『整地』しながら進む事も出来ます」


「ちょ、ちょっと待ってくれ。車も魔法袋に入っているのか?。あんた魔法袋どれだけ持っているんだよ」


「最高級な物が百はあります。調査で持ち帰るモノもあるかと思いますので。全てエマ商会が今回の調査のために王家に献上したものです」


「さ、最高級品を全て・・・さすがエマ商会の会長さんね」


「それでは最後に、このチームの責任者は私だが私には冒険に関する知識がない。そのため、調査中の判断、例えば調査の継続の有無等になるがそれら全て『天帝』のリーダーであるハーミー殿にお願いしたいと思う。」


「あら、そうして貰えると嬉しいわ」


「宜しくお願い致します」


「そういう事でしたら遠慮なく」


「それでは必要なモノ以外はエマに渡すか、其々が持つ魔法袋にしまって欲しい」


「準備OKよ!」


「それでは出発しよう!」


【エマ・グレイス】

12歳 女性 Lv68

職業 〖男爵〗 適応魔法 闇

体力 450 魔力 350

力 190 守  80 速  95 知  355

火 Lv0 水 Lv0 風 Lv0 土 Lv0 光 Lv0 闇 Lv0

剣 Lv5 槍 Lv1 斧 Lv1 弓Lv10 鞭 Lv1 拳Lv10 弓豪 Lv2 拳豪Lv10

スキル 〖浮遊 Lv17〗〖収納 Lv17〗〖空間移動Lv7〗

称号 〖アメージアの祝福〗〖皇太子の婚約者候補〗

   〖エマ商会の会長〗〖遠島の開拓者Lv3〗

魔法ギルド  ゴールドランク

商業ギルド  Aランク

冒険者ギルド Bランク

エマ商会 25店舗

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