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レコンキスタ 旅立ちの再会  作者: 樹本茂
第一章 旅立ち
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9

俺は左の腰の片手剣、我が家の宝剣、ドラゴンナイツの銀色に輝く柄に右手を……そっとかけた。


「若!」


「お! どうした?

俺を殺すのか?


殺人は重罪だぞ!


それとも刑執行かなんかのつもりか!!


なら、執行の前に!

該当する罪状を言わなければなるまい!


はーはははは!


そんな事も知らん、田舎ものが!」


「罪状は殺人、法王、ランページ15世の名の下、このレオン領、副領主アーミテージが、ウヌに対し斬首の刑を宣告。即時、執行いたす。おとなしく、馬上から降り、そこに跪け!


末尾を汚すな!!」


「はっ! 何の罪かと思えば……


俺の犯した罪は、王の麦畑を土足で踏み荒らした事のみよ!


この事をほざいているのなら、見当違い、こいつは人にあらず、動物……


そうそう、俺は少しばかり性癖が曲がりくねっていてな……


獣姦が趣味なのだ。


まあ、その田舎頭で理解出来たら、もうよかろう、このキャンキャンうるさい犬猫をどかしてくれ」


背中に視線をイヤらしく向けたそいつは向き直り、俺にニタリとうすら笑いを浮かべ、勝ち誇っていた。


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