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「いや、リア、悪いが……
君の話を鵜呑みにする事は出来ない。君は、君達神族は、俺達と交雑出来ないはずだ。だから……
君達は絶滅したんじゃないのか?
滅びゆく種族として、新たな人類にこの地を明け渡したんじゃないのか?」
「そう?
君は僕と性交して子供を作った……
紛れも無いこれは事実さ……
実際は、かなり難しい確率だったと思うよ……
交雑種が出来るのは……
そう………………
まれに、それは受精しても、着床することなく終わる。
たまに着床しても、卵は成長することは無く終わる。
胎児として形を成すまで育たない。
胎児になったとしても………………
それは、腹痛と出血と共に、排出され、さらに、出産に至るまでは極々まれで……
更に、ごくごくまれに出産まで至ったとしても、その子が次の子をなす事は出来ないとされていた……
僕達も実際、子供が出来るまで随分とかかったからね。
何度となく僕も苦しんだよ。血の海を見るたび……君の望みを叶える事が出来ずに……何度も心が折れた。
それでも、君の願いをかなえたくて、僕は……何度でも挑んだ。




