前へ目次 次へ 5/86 5 「ふっ……」 「若…… 早速、お言葉ながら、その癖…… 鼻で笑うそれはおやめくださりませ……」 「あ? 俺はそんな事したか?」 「はい、自然と出ております。それは時に人に不快な印象を与えます。今後の生活で無用な禍をもたらす事にもなりかねません。どうぞ…… お聞きねがい下さりませ……」 「……心に留め置こう」 「有難き……」 何か考え事がまとまった時…… なんだろうな。意識せずに出ていた。 「参るぞ! ハッ!!」 馬に鞭をいれた。