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その大男が、微細な俺の一挙手一投足を見逃さず、繊細な状況判断を入れてくる。
我が領内でも一、二を争う優秀な家臣……
優秀過ぎる家臣。
「随分と降ってまいりましたな。あの辺りで、雨宿りなどいたしましょう」
「ああ……」
ランスウッドの指さす方、馬の背から見えるその50mほど先には小川が流れ、その小川の岸に川が削ったのだろう、自然に出来た空間が大人5人程収められる小さな庇状の空間があった。
森の木々の隙間から垣間見える西の空は多少なりとも明るくなってきていた。
ラスウッドの言う通り……
休むか……




