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ウイニングブラッド~近未来競馬物語~  作者: うーた。
第1章
45/130

3度目の


風切騎手がフラッシュフォワードにムチを1発入れると同時にここまでもかなりの末脚を披露していた同馬がさらに急加速、他馬が止まってすら見える恒例の光景が再び訪れた。


それは爆脚で伸びていたダンシングカレィジも同様で瞬き1つする間も許さない程、みるみる内に距離を詰めていく。


そしてあっという間にダンシングカレィジに並びかけそして追い抜いていく風切騎手とフラッシュフォワード!!

世界レベルの末脚を日本一の追込み馬がまさった瞬間だった!


その瞬間ダンシングカレィジ騎乗のジュニアは疑問を感じた。

「おかしい、彼の馬の末脚は見事だが、それにしても簡単に追い抜かれすぎだ。」


フラッシュフォワードに外からかわされたダンシングカレィジの左側から先ほど突き放したエスエムオペラオーが盛り返してきた!


ジュニア「こっちもか?!…まさか距離が…」


前走はフランスのG1の2000ギニーで距離1600mからの延長と日本への遠征の疲れで距離の不安もあったダンシングカレィジの不安が的中した。


「くそっ…」


ダンシングカレィジはエスエムオペラオーとの叩き合いが精一杯で、フラッシュフォワードにはついて行けそうにない。

予想外の状況になってしまったジュニアだが、予想外を感じていたのはもう1人いた。


「おかしい…あっという間にダンシングカレィジは捉えたのに、祐翠の馬との差が思ったより詰まっていない…」


ーー珍念「あっ!」


オーバーペースでエスエムオペラオーやダンシングカレィジの差しに捕まりそうだったサイレンススタートだったのだが、フラッシュフォワードが仕掛けると同時になんと同馬は再び息を取り戻していた。


祐翠「春馬の馬が仕掛けた瞬間、サイレンスの気持ちがまた入った!サイレンスもフラッシュフォワードに負けるのは嫌なんだよな?!」


粘るというよりも再び最高速を出し始めたような有り得ない走りにシフトチェンジしたサイレンススタート!


「このレースで春馬の馬に勝つには、そして秋に世界一に挑むには今までの限界を超えないと行けないんだ!」


必死の抵抗を見せる祐翠に風切も全力でフラッシュフォワードを追い込む!


か3度も同じ馬に負けられないよなフラッシュ?!」


3着争いしている2頭との差を7馬身、8馬身と広げていくサイレンススタートとフラッシュフォワード!

残り20mで2頭が並んでからのたった約1秒間の攻防は大逃げ馬と追込み馬の攻防とは思えない並走状態での激走となった。


「負けないぞ、春馬!!!」


「こっちのセリフだ!!!」


両者歯を食いしばって必死に自分の馬を追う!




息を飲む観客たち。


「なんていう馬たちだ!!」

祐一調教師は前代未聞のレースに興奮している。


「あ…あああ…」

珍念も興奮しており、ドラゴンボールのご飯がナメック星でクビを折られた時のような声を出している。


「どっちも行けぇぇーーー!!!」

感動の余りどちらを応援していいかわからない白浜騎手は興奮気味に叫んだ。




そして2頭の馬が三度ほぼ同時にゴール番を通過した‥‥‥




3着には皐月賞馬のエスエムオペラオーが我慢比べの末、ダンシングカレィジをクビ差退けた。

しかし先にゴールをした2頭とは大きく開いての入着だった…



頭の決着は‥‥


電光掲示板に【審議】ランプが点灯した!





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