3章 衝撃の事実(歓喜)
どうも。
鯖の味噌煮缶(高級)です。
遅れてすみません。
ネタは思い浮かんでたのですが、構成に手間取ってしましました。
それではどうぞ。
あの一時からしばらくして。
「……ついに……休めそうな街があった……!!」
街らしき壁が見えた。
ウェーブアイで確認してみるとぐるりと壁が中にある街を囲っている。
まぁまぁ、あんな狼もいる訳だし当然この位はしてて普通か。
それよりだ、さっさと俺は休みたい。
行軍のおかげで足に疲労感が驚く程ないが、その分精神面がカバーしきれてない。
あぜ道を通って街の入口らしき所から入ろうとすると……
「待て。」
白銀の鎧を身につけた2人の騎士に止められた。
「何か?」
俺は問う。
「冒険者か?それとも商人か?……その変な装備を見る限り冒険者には見えるが……」
……どうしよ。
これどう答えたらいいかな。
取り敢えず
「えっと、冒……険者……です。」
ぎこちない返事を返すと
「ふむ、恐らくお前はここに来るのは初めてで登録をしに来たのだな?」
お、冒険者登録があるのか。
「まぁ、そんな所です。」
「分かった。ここを通そう。それと登録をする場所はここを真っ直ぐ行って広間がある。その広間を右に曲がるとギルドがある。そこで登録を済ませてくるといい。」
そう言って2人の騎士は俺の前から退いて、街に入る道を開けてくれる。
軽く頭を下げつつ、街に入る。
高くそびえ立つ壁の内側には西洋と思わせる感じのレンガ造りの家が並んでおり、多種多様の種族が居た。
ブレーンソナーが強く反応した。
「ん……?なんだ……っ……………………」
俺は唖然とする。
ブレーンソナーには生命体を感知する他判別まで出来る事を知った。
種族とかは勿論モンスター相手だったら名前まで分かったりその他諸々(もろもろ)の情報まで。
そして今ブレーンソナーの感知ウィンドウを見た。
そこには……
「狐族」
と表示されていた。
「ケモケモ……」
自然とその言葉が口から零れた。
そう、俺はケモナーだ。
狐耳限定で。
そしてこの異世界で狐族を発見した以上ケモナーとしての勘が言っている。
愛でろ、と。
行動に移そうとした途端ウィンドウから否定的な音が鳴った。
「あぁ!?なんだ!?」
半ギレで見ると、
「赤の他人。不審に思われそう。」
と表示されていた。
……そうだよな。突然見ず知らずの人物に「可愛い!!愛でさせて!!」なんか言われたら不審に思われる所か通報されそうだ。
俺は落ち着きを戻す。
狐耳を愛でるのは後回しだな。
「さて、冒険者ギルドに登録に向かいますか。」
そう言って俺は街に足を踏み入れるのだった。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ずっと書こう書こうと思ってたのに、結局後回しになってしまって結果今日に至ります。
なるべく早く書いて投稿出来るように頑張りたいと思います。
ではまた次の話で。
それでは。