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1章 轢かれたその後

どうも。鯖の味噌煮(高級)です。

ちゃんと文が成り立っているか怖いですが、最後まで読んでいただければ、幸いです。

……ここはどこだ。


目を開け体を起こす。


確かにあの時俺は轢かれたはず。


痛みも体が覚えてる。


四肢がちぎれる痛み。


血が断面から流れ出て。


意識が遠のいて行った。


確かにあの時、死んだはず。


確信だってした。


なのに、意識がある。


「……腕も指も動く……」

目を凝らして周りをよく見る。

目に映ったのは、それこそあの場所とは全く違う草原だった。

アスファルトの道路だってない。

ビルだってない。

車もない。

ただクソ広い草原の中に俺がいるだけだった。

意識がはっきりとして、俺の結論を出した。



「あ……これ小説とかでよくある転生系か……」



まずは体を見てみる。

体にやけにフィットしたスーツ的な何か。

そしてベルト。

それから防弾チョッキ。固い。

顔には目だけが顕になったマスク。

その目の上にはゴーグル。

それから頭にはヘルメット。

色はほとんど真っ黒だ。

手には何やら無骨な……銃……?

銃にしては形がなってなさすぎる。

まるでスクラップの寄せ集めみたいだ。

でもトリガーに、バレルもある。

恐る恐る手に取ってみる。

すると目の前にウィンドウ的な何かが出た。

「うおっ!?な、なんだ!?」

ウィンドウには「無形成」の単語だけ。

「む、無形成……?もしかしてこの手に持ってるこれのことを指してるのか……?」

だとしたら作らないといけないのか。

……組み立てられないなぁ。

エアガン分解して組み立てられなくて自分で壊した経験があるしなぁ……

「作るとなったら何がいいかなぁ……Vector(ベクター)とかかなぁ……」

俺の一番お気に入りの銃を思い浮かべる。

すると……

突然手に持っていた銃もどきが動き始めた。

「な、なんだよ!?」

その銃もどきは形を形成し始めた。

その形はよく見た形。

独特の形。

1番お気に入りの銃。

そう、あの銃もどきがVectorに変わっていたのだ。

「……う、嘘だろ……?」

これには驚きを隠せない。

なんにせよ目の前に実銃があるのだから。

一目見て分かる。

エアガンなんかの玩具じゃない。

重厚感のある光沢感。

それには物々しさを覚える。

俺は恐る恐る手に取る。

「……間違いない……本物だ……!!」

ずっしりとした重み。

そこまで重くはないが、エアガンとは比べ物にならないぐらいの重さ。

するとまた目の前にウィンドウが出た。

そのウィンドウには

「Vector(記憶完了)」

と表示されている。

「……これ……思考とかで形を変えるのか……?」

そう考えながら別の銃を思い浮かべる。

今度はマイナーなM4A1を思い浮かべる。

するの案の定Vectorが動き始めた。

形が空中に留まるような感じでバラバラになった後、再び集結して形を形成し始めた。

明らかに素材的な何かが足りないと思ったがそこは問題無いらしい。

パーツ同士が分裂してその分裂したパーツがまた別のパーツに変形し始めた。

「……細胞分裂かよ……形は変えないけど……」

少し引きながら見ているとやがて、Vectorだった物がM4A1となっていた。

ウィンドウを見てみると、

「M4A1(記憶完了)」と表示されている。

「記憶完了……?形を覚えるのか……?」

そんな事を考えてるとウィンドウが変わった。

そこにはメモリーチップみたいなのウィンドウの中にが並んでいた。

2つだけハッキリとしたメモリーチップ。

そこにはさっき思い浮かべた2つの中の名前が刻まれている。

他にチップはあるものの、全てジャミングみたいな感じで邪魔されてて見れない。

「……これはまさか他にも思い浮かべたら、ここに保存されるのか……?」

また後でやってみよう。

銃を手に持って立ち上がる。

「…まずはこの世界はどんな世界なのかを知る事から始めないとな。」

俺はそう思いながら俺の目の前に続く道を歩き始めるのだった。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

実は序章で実話を少し混ぜてました。

PCがお亡くなりになったあの時は本当に地獄でした。

仕方が無くネカフェに行ったんですよね。

しかも初めて。

すごく緊張しました。

さて、この話はここまでにして。

次の章も読んで頂けると有難いです。

それでは。

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