あれ?設定変わったぞ!
彼の名は河合壮太(武市)。親高校に通う高校二年生。
父親は龍馬かぶれの宇宙人
母親は幽霊のおりょう
兄は人斬りだった剣死朗
そして居候には作者の生時がいた。
「ちょっと待て!何この設定!何であいつらが俺の家族なんだ?何故俺は高校二年生になっているんだよ。てか、(武市)てなんだよ。てか、ちゃっかり作者も居るし、どんだけ、自分の作品に出るんだよ」
スマン。スマン。
間違えてこの設定で投稿しちゃった。てへ><
「てへ><じゃね~よ。編集しろよ」
「騒々しいにゃ~。朝からそうほたえなや」
壮太は父親の龍馬かぶれの宇宙人に訳を話した。
「武市さん。そんな事で事を荒立てていては明日の日本がこんぜよ。一緒に明るい未来を作るき」
「明るい未来作る前に、俺高校二年生にされたんだけど……過去に来たようなもんなんだけど……」
「アンタはまだマシ。私なんか死んでるから……未来もうないんだけど」
「……」
作者を含め4人で楽しい会話をしていると、メシアの歌を歌いながら兄、剣死朗が起きてきた。
「楽しい会話じゃね~んだけど」
「ああ~、うらめしや、表うどん屋、ああ~、うらめしや、奇跡の言葉」
「それより、アンタ学校遅れるよ」
と、壮太(武市)は無理やり外に出された。
仕方なく彼は親高校へ向かった。
親高校……
「おはよう武市君」
と、隣の席の女子が挨拶してきた。
「(もう武市決定なの?てか誰だよこの子?でも可愛いからいいか)」
名前は如月美奈子といい、美人で文武両道の子だ。
「(作者どんだけ如月美奈子の名前を使うんだ?まあ、可愛いからいいか)」
そして1時間目の授業が始まった。
1時間目は歴史だ。
「教科書開いて~」
「やべ~教科書ないや」
すると隣のクラスの山田君が教科書を貸してくれた。
「(作者~!なんで隣のクラスなんだよ。ここは隣の席の如月さんが貸すパターンだろう)」
あまいな武市さん。
世の中そんなに甘くないんだよ。
「(だからって隣のクラスの奴は無いだろう。せめてもう一人の隣の席が貸すとかだろう)」
「武市さん、ぶつぶつうるさいぜよ!」
と、もう一人の隣の席の生徒に注意をされた。
「ごめん。ん?ぜよって……」
彼が隣を見ると、龍馬かぶれの宇宙人がいた。
「何でここにいるんだ!」
と、彼は大声を出してしまった。
「なんでアンタがここに居るんだ?」
「明日の日本を変えるため、歴史の授業を受けに来たんじゃ。安心せい。龍馬だとばれないように、宇宙人の覆面してきたき」
「(だから宇宙人が宇宙人の覆面してもしょうがないんだが……てか、教師も生徒も宇宙人の覆面している奴がいるのに無反応だな)」
「さて大政奉還から1ヶ月後に暗殺されたのは中岡慎太郎ともう一人誰か分かる人?」
先生の問いに龍馬かぶれが手を上げた。
「はい才谷君」
「(ちゃんと別名で来てたんだ)」
「藤吉ですき」
「(おい~、そこはお前の好きな坂本龍馬だろう)」
「はい。正解」
「(何でだ~?龍馬じゃないの?)」
「え~、このように大政奉還の1ヵ月後に、藤吉は近江屋で中岡慎太郎と共に暗殺された訳だ」
「おかしいだろう。絶対今のところは坂本龍馬でしょう」
と、壮太は小声で言った。
「武市さん。龍馬ならここにいるぜよ」
おめ~は龍馬かぶれだろうが……と心の中でツッコンだ。
「(絶対おかしい)先生!」
「何かね武市」
「坂本龍馬も近江屋で暗殺されたんでしょう」
「武市!龍馬は生きておるだろうが」
「そ、そんな……まさかこの龍馬かぶれが本物の……いや、奴は宇宙人でただの龍馬かぶれ……じゃあ、一体?」
「龍馬は生きている。私達の心の中で」
「うまくね~よ」
1時間目の授業が終わろうとした頃、隣のクラスの山田君が入室してきた。
「先生!」
「なんだね山田」
「あそこに未確認生物が居るんですけど」
その言葉に教師も生徒も驚いた。
「(宇宙人のことだ!)てか、今まで何で気づかれなかったんだ?授業の問題に答えていた時に気づけよ。てか、山田君も今頃言いにこなくても」
「武市さん、どうやらワシの正体が龍馬だとばれた様じゃ」
宇宙人の覆面をつけてこず、普通の覆面してこいよ……と心の中でツッコンだ。
「ワシは逃げるき」
その時、教師はこう言った。
「お前は……」
覆面を取っても宇宙人だから、このままでは宇宙人が捕まる。
「お前は……ビッグフッド!」
「え?ビッグフッドって?」
後ろを向くと、巨大な姿のビッグフッドがいた。
あの巨大な姿に誰も気づかんとは……
武市もまだまだ甘い男であった。