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新たな仲間

彼の名は河合壮太25歳のフリーターだ。

彼は龍馬かぶれの宇宙人と事故ったり、その宇宙人の彼女、しかも幽霊と事故ったり、さらに作者とまで事故った男だ。

作者の方は本体が現実世界に在るため、怪我は無く、無事難を逃れた。


しかし悲劇は彼を襲う。

彼の住んでいるアパートに宇宙人と幽霊が引越ししてきたのだ。


ある日、俺はバイトを終わらせて、部屋に入ると、その二人が勝手に俺の部屋に入っていたのだ。


「ギャラクシー・コスモ・アン・エイリ2世さん!」

この長い名前が宇宙人の本名らしいのだが、本人は坂本龍馬と名乗っている。


「武市さん、大変じゃ!」

「だから俺は武市じゃないって言ってるでしょう」

「そんなことはどおでもええ。おりょう話してやれ」

「マジビックリ!朝顔を洗っていたら、鏡に血だらけの女が映ったの。これマジ幽霊じゃね~?」


アンタも血だらけだし、アンタ自身も幽霊じゃね~かと言いたいが、一応相手が宇宙人と幽霊なため、言えない壮太だった……


「これは大家に騙されたぜよ」

「しかも、ソイツ、あっ、アンタも幽霊だったのか!って言ってきたの!失礼だと思わない?」


幽霊の中には自分が死んだ事に気づかない幽霊がいると聞いたことがあるが、この人は自覚しているはず……

てか、俺にどうしろというんだ?いや、おれ自身どうしたらいいのだろう……と心の中で考えた。


「マジ怖かったし、それ以上に不愉快だつ~の」

「おりょう、そうほたえなや。そうじゃ!ここは気分転換に武市さんの愛車で"どらいぶ"じゃ」

「ええ~!ギャラ……坂本さん、僕疲れているんですが」

「武市さん、ワシらは休んでいる場合じゃないき。この程度で疲れていたら、いつまでたっても明日の日本の夜明けはこんぜよ」


何言ってんだ。コイツ……と心の中でツッコンだ。


仕方なく、壮太はこの二人を乗せ、田舎の方までドライブに出かけることにした。


「ワシは新選組たちに追われている身じゃ。外に出るときは覆面をせねば」

「(確かにばれたら大事だ)」

「よし、この宇宙人の覆面をして行くぜよ」

おい~!覆面する意味無いぞ!……と彼は心の中でツッコンだ。

女は女で、自分の血を口紅に変わりにしているし……と、また心の中でツッコンだ。

「行くぜよ」

変な二人を乗せ、壮太は車を出した。

そして……

ド~ン!!

やばそうな車と衝突した。


車から男が指を鳴らしながら降りて来た。


「や、やばいぜよ!あのお方は……」

「知っているんですか?ギャラ……坂本さん」

「世紀末の頃、新世紀を築くため、多くの人を斬った男……胸に十字の傷を持つ、人斬り、八十斎ばっとうさい。本名まごごぞら剣死朗」

「なんか、ドラゴン○ールとるろうに○心と北○の拳を合わせた人みたいですね」


そして男は近づき、こう言って来た。


「貴様らか!オラの愛車、栗凛君を傷つけたのは」

「す、すいません」

「この責任どう取るつもりでござるか?」

「なにコイツ、超うぜ~。しかもダサい名前」

「お、おりょう!」

「ダサい名前……栗凛君の事か!!!」

「こりゃいかん。完全に怒らせてしまったぜよ」

「本当にスイマセン。どうか許してください」

「勝手なこと言うなでござる。そうやって命乞いをした悪人を何人殺したんだ!」


悪人どころか、人を殺した事ないから……

いや、その前にアンタの方こそ人斬りなんでしょう!と心の中でツッコンだ。


「本当にスイマセンでした」

「悪等の泣き声など聞こえんでござる」


うぜ~

コイツ、超うぜ~、お前の方こそ命乞いをした悪人を何人殺したんだ!と心の中でツッコンだ。


「恐るべし八十斎……さすが善悪とわず、80人殺した男ぜよ」


おい~、悪人だけでなく、善人も斬り殺したんかよ~

何が新世紀を築くためだ~

思想も何もね~ただの殺人鬼じゃね~か!と心の中でツッコンだ。


「オラは怒ったでござる!慰謝料として80円払え!それで事故の事も許してやるでござる」

「(80円で許してくれるの!?ああ~、この人は殺人鬼じゃない。菩薩様だ)」

「ところでオラ今バンドのメンバー探しているんでござるが……爆魔2ってバンド名なんだが」

「(聖鬼魔Ⅱみたいな名前だな)」

「お前らやらないか?」

「面白そうじゃのう。ワシ三味線ならできるぜよ」

「私は笛が得意だわ」

それは以外だ……と心の中で思った。

「ひゅ~……うらめしや~」

「笛ってそれかよ」

と、思わず口に出してツッコンでしまった。

「文句あるの?」

「な、無いです」

「今のでいい歌詞が浮かんだでござる」


  メシア     詞:まごごぞら剣死朗


誰かが助けを求めている

この荒んだ時代と世界で


誰もが平和を願っている

この荒んだ時代に平和を


ならば信じろ

救世主がいる事を

ならば信じろ

救世主が現れるのを


ああ~うらめしや

表うどん屋

ああ~うらめしや

奇跡の言葉


「おい~!何て歌詞だよ。サビがおかしいぞ!奇跡の言葉じゃね~し!呪われた言葉だよ」

と、壮太は大声でツッコンだ。

「何だと!」

「こりゃ、武市さん。確かに「奇跡の言葉」と言うのは要らないのう」

「いや、そこはいいんだけど!他の歌詞がおかしいんだよ」

「分かった!これならどうでござるか?」


   メシア    詞:剣死朗


誰かがタンスを求めている。

このスザンヌ痔もちの背かゆい


ならば信二君

救急車が来る事を

119だ信二君

救急車が来るはずだ


ああ~うらめしや

表うどん屋

ああ~うらめしや

ミラクルワード


「よけいおかしな歌詞になってるよ。だからうらめしやは奇跡の言葉じゃね~英語にしてもダメだから……僕がおかしいといったのは、サビの歌詞のことです。何で全部変えておかしな歌詞にしているの!」

「そうかのう……ワシはこの方がいい感じだと思うが」

「てか、コイツ誰でござるか?」

「今頃気づいたのかい!」

「武市さんじゃ」

「違います。河合壮太です」

「かわいそうだ?変な名前でござるな」

「河合壮太です!てか、変なのはあなたの名前と愛車だ」

「栗凛君のことか!!」

「もういいです」


新たな仲間が増えた壮太

この先どうなるのだろうか?









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