また事故った!
俺の名は河合壮太25歳のフリーターだ。
俺は今、人生2度目の困難と遭遇した。
夜のバイト終え、車で帰宅している途中にまた事故を起こしてしまった。
バイト先からしばらく走っていたら、突然女性が飛び出してきたのだ。
俺は慌てて急ブレーキを踏んだが、間に合わなかった。
だが不思議と衝撃は無かった。
もしかしたら運よく当たらなかったのかもしれない。
とりあえず車を止めて、外に出た。
そしたら女性が倒れていた。
俺はすぐに女性のところに駆け寄った。
そしてよく見たら、女性には足が無かった。
ゆ、幽霊だ~
俺は怖くなって逃げようとした。
その時!
「ちょっと、ひき逃げする気!」
と言って来た!
「マジ信じらんない。この男最低」
何だこの幽霊は……
お岩さんみたいな格好しているくせに、しゃべり方は今時の若モンみたいだ。
「あ、あのう貴女はは幽霊じゃ?」
「そうだけど!あっ、アンタあたしを口説く気?」
「はあ?」
「無理だからね。あたしには福山さん似の彼氏いるから」
誰が口説くかよ!と思ったが怖いので言えなかった。
「あっ、やっと来た」
そういうと空が光った!
そして見たことのある円盤が降りてきた。
「ハイテクでしょ」
そういうレベルじゃね~と心の中でツッコンだ。
そして円盤から出てきたのは、あの宇宙人だった。
「マジ福山さんに似てない」
どこが福山似何だ!ただの龍馬かぶれの宇宙人じゃないか!幽霊になって目がおかしくなったか!と、また心の中でツッコンだ。
「いや~、待たせたぜよ。おりょう」
「遅い!どれだけ待ったと思ってんの!」
「そうほたえなや。ワシは今、新撰組に追われて逃げてきたとこじゃき」
いや、お前ただ、コンビニ強盗したから警察に追われただけだろう。
あれ?でもコイツ逮捕されたらどう裁かれるのかな?
「ちょっと聞いてよ。ギャラクシー・コスモ・アン・エイリ2世」
なげ~名前だこと。
「ワシは脱藩してその名は捨てたぜよ。今はただの龍馬じゃき」
何言ってんだコイツ……
「この人、アタシを車で轢いて、逃げようとしたの」
「何!大丈夫か~?おお!!頭から血が出ておる」
「マジ~」
いや、たぶんそれは最初からだと……
「おまんが……あ~、武市さんじゃないですか」
勝手に武市さんにされたよ俺……
「あのう、いい加減帰っていいですか?ていうか、いつまで龍馬気取りですか?」
「そうよ。ギャラクシー・コスモ・アン・エイリ2世、龍馬の真似なんかしなくても福山さんに似ているから」
「そ、そうか~」
いや、似てね~よ!
って言うか、地球人じゃね~し……と思った。
「じゃあ~、今日は俺の愛円盤で東京をぶっ走るか~」
円盤ならもっと遠くへ行けるだろうと思った。
「今夜は寝かせないぜ」
「もうギャラクシー・コスモ・アン・エイリ2世ったらエッチ!」
いや、その人すでに永久の眠りについているからと、心の中でツッコンだ。
だが、これで帰れるな~
俺は車に乗り家に向かった。
そしてまた事故った!
今度ぶつかったのはクローン病を抱えた作者の生時だった。