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土方歳三

彼の名は河合・武市・壮太。親高校に通う高校二年生。

父親は龍馬かぶれの宇宙人

母親は幽霊のおりょう

兄は人斬りだった剣死朗

そして居候には作者の生時がいた。

またペットにビッグ・フッドのドラニャンがいた。

さらに狼男から幽霊となった元狼男もいた。

さらにさらに狼男に食い殺されたタゴサク加わった。


某日…

朝学校に行く前に武市が新聞を読んでいた。

「最近のテレビ番組はあんまりおもしろいのやってないな~この今夜から始まるこの新番組のドラマもつまらなさそうだし」

と、武市が独り言を呟いていたら、龍馬かぶれと八十斎が慌てだした。

「新撰組じゃと~!!!!」

「武市殿まことでござるか?」

「はあ?新撰組じゃね~よ新番組と言ったんだよ」

「武市さんおどかさんでつか~さい」

「まったくでござる」

「さて、ワシも寺小屋に行くとするかのう」

そういって龍馬かぶれはいつものように変装用のマスクとして宇宙人の覆面をかぶった。

武市はまた付いて来るのかよと思った。


親高校…


「武市君おはよう」

と、笑顔で挨拶をしてきたのは、如月美奈子であった。

「如月さんおはよう(相変わらず美奈子さんは美人だな~)」

「坂本君もおはよう」

「如月殿おはよう」

「あっ、生時君もおはよう」

「おはようございます。美奈子さん」

作者おまえも来たのかい!」

「いや~、9月に交通事故して圧迫骨折してしまったから」

「関係ね~だろう」

「大変でしたよね。ただでさえ、クローン病で大変なのに、お仕事も辞めるんですか?」

「まだ、わかりません。せっかく6月にバイトとして雇ってもらったのに…」

「私に何かできることがあれば遠慮なく言ってね」

「マジですか!じゃ、じゃあ、誰もいないところに行ってセック」

バキッ!!

と、武市のパンチが生時顔面に炸裂した。

「な、なにするんですか~!武市さん!僕はただ誰もいないところで、セックスマシンガンズのCDを聴きませんか?というつもりだったのに」

「絶対嘘」

「ほ、本当だもん。嘘じゃないも~ん」

「もうしゃべるな!」

「ひどいわ~美奈子さん、武市さんがいじめるよ~」

と、生時は美奈子に慰めてもらおうと彼女に泣きついた。

「(げへ…見たか武市、これが作者の権力じゃ)

だが、よく見ると抱き着いた相手は龍馬かぶれであった。

「なんでだ~!!!」

美奈子はすでに授業が始まる前に用を足しに行ってしまったのだ。

「(あまいな生時)」

「二人とも喧嘩はいかんちゃ」

「は、はい」

と、生時は気の抜けた返事をした。


そしてホームルームの時間となった。


「みんな今日からこのクラスに転校生が入ってきたので仲良くするように」

「どうも今日からこの学校に転校してきた土方歳夫です。トシと呼んでください。ちなみに将来の夢はミュージシャンになることです。そのために土方どかたのバイトをしています。バンド名はエックスアメリカです」

「日本じゃなく欧米か!」

と先生が突っ込んだ。

「ははは~」

と、生時が大声で笑った。

「(そんなに面白いか?)」

武市はそう思った。

「生時殿、ほたえなや」

「だって、新番組と新撰組を間違えるなんて」

「ただの思い出し笑いかよ~!」

と、武市が突っ込んだ。

「それどころじゃないぜよ。目の前に新撰組の土方歳三がおるんじゃぞ」

「名前が似ているだけじゃないか」

「本物じゃ」

「じゃあ、帰れば」

「冷たいのう、武市さん!こりゃいかん八十斎殿に伝えなければ」

土方はまだ自分の自己紹介をしていた。

「新鮮なグミを食べ過ぎて、弟からお兄の腹痛なんて言われてしまいました」

「聞いたじゃろう。武市さん。新撰組の鬼の副長と呼ばれているらしいぜよ」

「はいはい」

「土方君そろそろ席に」

「先生!これだけは言わせてください。中学の時、池田君という子とLUNASEAのJのソロでのファーストアルバムのタイトルが放火魔という意味を持つパイロマニアだというから、僕はその時にいた同級生の近藤さんと共にパイロットマニアだと答えた。仕方ないのでV系に詳しい古高君という生徒に聞いてみると、池田君の言う通り、放火魔の意味を持つパイロマニアが正解だと言われ、そのあと池田君は僕や近藤さんを馬鹿扱いしたので、放課後、近藤さんと共に、池田君の家に殴り込みに行きました。そして僕と近藤さんは警察に捕縛されました。同級生たちはこの事件を池田君事件と言っていました。以上です」

「なげ~よ。てか、どうでもいい事件だよ。てか、警察に捕まったことわざわざアピールしてどうするんだよ」

と、武市が言うと、龍馬かぶれはこう言った。

「どうでもいい事件ではないがぜ。池田屋事件では亀弥太が殺されたではないかい」

「そうそう。池田君の家に殴り込みに行ったとき、池田君のペットの亀を殺してやったんです。亀をったんです」

「武市さん。亀弥太の名を出しちゅうじゃないですか」

「ノーコメント」

「まあ、あの事件で僕らが殴り込みをしなければ池田君は人を馬鹿にするだけじゃなく、人を平気で傷付けられる人間になっていたことでしょう。やがては放火事件を犯していたでしょう。これが僕らの正義です」

「(殴り込みした奴が何言っているんだ)」

と、武市は思った。


はたして今後、武市一味と土方はどういう関係になっていくのだろうか。

「神のみぞ知る」




エックスアメリカ


ヴォーカル:トシ(土方歳夫)

ギター:ヒデスケ(原田秀助)

ギター:パチ(長倉古八)

ベース:コウジ(沖田光司)

ドラム:ユウキ(近藤勇気)


サポートメンバー


ギター:サイゾウ(土方斎蔵(土方歳夫の弟))




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