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⑸『壁が来る』

⑸『壁が来る』



迷妄の時代において、必然なる宿命を負った者は、俯瞰していても素晴らしく見える。まるで、それが、異質だったものが本質に変容したかの様な錯覚にも陥るし、確かに、確証が存在している。どうだろう、そこにも、壁はやって来るのだろうか。

勿論、壁は、人を見て動いている訳ではない。誰にでも平等に現れる可能性のある、壁、壁、壁。そんな壁が、やって来る。所せましと、細い道を通り抜けては、自己をみつけようとして、やって来るのは、壁である、壁が来る。



事実上の、いわゆる、リアルというものは、俺が瞬きと瞬きの間に見た、神格化された壁の様なものだ。この、壁の様なという、様な、を忘れてくれるな。実際、壁であって、しかし、壁と断定するには、その99%は壁だろうが、残りの%には、壁ではないかもしれないという、疑問がある。

しかし、恐らく壁だろう、やって来るのは、壁である。恐ろしいまでに、その形式を誹謗中傷をも超越して、押し込んでくる壁、俺はどうしようもない、と言う言葉が、適当だろうと思う訳である、後戻りなど、出来ない訳なんだ。



ふざけた文言で、壁になにか言ってやれば、壁も頷いて帰るかもしれない、と言う推測は断罪され、我々の人知の及ばない場所で、壁は生成されているんだ。訳の分からない壁よ、どうしてまた、人類に脅迫してくるのか、と聞いても、恐らく聞く耳を持たないだろう。

壁は、壁として、その猛威を振るっている。俺のしたことが、或いは、他の誰かのしたことが、罪だったとして、その罰のために、壁が動いているのだろうか、見当も付かない。我々には、その宿命として、壁が来る、当たり前の様に、壁が来る。

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