表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界樹  作者: bon
19/26

18

よろしくお願いします

“そんなくだらない理由で死ななくてよかったな”


「くだらないとはなんじゃ 酒じゃぞ」


“くだらないだろ”


「レムにはあの酒の良さを知らんからいえるじゃ あの酒はのう 他の酒と違って無色透明での香りが高く、味が濃いのじゃ さらにな、魔素が多量に含まれておる」


と鼻息荒くそこの酒がいかにして美味しいかを力説してくれた、それはもう怖いほどにな


“ああ、わかったから”


この話は終わりにしよう

じゃあ称号にある天竜の友はレジィーのことなんだろうな

話しを変えるために聞き流してた聖域についてレジィーに聞いてみることにした


“レジィー 聖域ってなんだ?”


「そうじゃな 聖域とはここみたいな場所のことじゃぞ」


“は・・・・・なんだって?”


「だからここは聖域じゃぞ」


聞き間違いではなかったようだ

いや確かに俺は聖域を知らない、ここが聖域かどうかなんてわからない なにをもって聖域かなんてわからないだから


“すまん もう一度聖域ってなんだ?”


「聖域とはな、ある種の結果のようなもんじゃ 清らかな魔素にあふれある程度の魔物が近づけない場所のことじゃ」

「聖域の中心には大概何かしらの物、例えば聖樹や聖泉、聖霊、神獣などの神聖なる者(物)がある ここではそこの木じゃ」


“そこの木って 桜か?”


「そうじゃ!それが聖樹じゃ この聖樹はサクラと言うのかいい名じゃ」


俺が適当に出した樹が聖樹だと

鑑定を使って確かめてみるか


“鑑定 桜”


桜(聖樹)

 異世界の樹木

 ピンクの花びらが咲き、汚れた魔素を浄化する

 ビアツァ・セフィリムによって生み出された


“マジか 確かに聖樹だなこれ”


だからか桜を出してからはあのリスみたいもの(あれもきっと魔物なんだろ)見ないはずだ、てっきりレジィーのおかげかと思ってたけどな

ここが聖域になっていたおかげで魔物を見なくなってたんだな

俺も魔物だけど大丈夫なのだろうか?

その辺も確認しておくか


“俺も魔物だけどここにいて大丈夫なのか?”


「ホントじゃな トレントじゃと聖域には近づけないのじゃがな」

「じゃが、サクラっといったかあれはレムが出したのであろうその辺が関係しとるんじゃないか」


まぁそのへんが妥当だろうな

さてこれからどうしようか・・・・・・・・

待てよ!俺って攻撃は魔法以外何かできるのか?

樹だしな殴る、蹴るなんかは期待できないしな、あとはあれかポケット〇ンスターのフシギダ〇のようにあれができるのではないか

よし、しっかりと葉に意識をもって


ハッパカッター“


葉に魔力が集まり一枚、地面に向かって飛んで行った


「なんじゃ、レムよ 急に地面を攻撃して」


“俺って魔法以外に攻撃方法がないと思ってな、何かできないかと考えてなできそうなものを試したらできた 驚かせて済まない”


「なんじゃそんなことか 今のレムなら根を下から出すだけでそれなりの攻撃になるはずじゃぞ」


そうか今の俺は樹のくせにそれなりの硬さがあったんだな

さて一度も戦闘をしたことがないし、一度くらいは戦闘訓練をした方がいいなと思い


“一度、戦ってみたいのだか”


「なかなか強気だな レムよ。吾に戦いを挑むとはな、よかろう・・・・・wwww」


“ちょっと待て 誰がレジィーと戦うといった、俺よりも弱い(能力的に)戦う練習がしたいって話だ”


「レムよ 言っていては恥ずかしくないか」


“恥ずかしいなんて死ぬよりましだ”


そう俺は今度こそ長生きがしたい、前世は天寿を全うしたとは言えないからな

恥じようが足掻こうが俺は長生きできるように努力をするつもりうだ

だからこそ弱い魔物で戦う練習がしたいのだ


「じゃがレムよ ここは聖域じゃぞ。弱い魔物は入ってこれぬぞ」


っう!確かにそういえば


“レジィーここの聖域の広さってどれくらいなんだ?”


「なんじゃ知らんのか。スキルに魔欲感知があるじゃろ、よく見てみるのじゃ聖域とそれ以外の場所の魔素雰囲気が違うはずじゃ。」

「違いについては、各各々違いでの、説明のしようがないのじゃ」


と言われたので桜を中忍に魔素感知を活動してみた


“魔素感知”


意識して魔素感知を使ってみると確かに桜中忍に直径50m

ぐらいの半球状にきれいな空気があるような感じで、そこから先はすこし濁った感気がある感じかな


“おおなんとなくだがわかった 桜から直径50mぐらいの半径上に広がっているな あっているか?”


「うむ、正解じゃ」


さて境界がみえたところで

今の俺と桜の距離は20mぐらいか

今の俺の大きさを考えるとなんとかなるか・・・・・?

あとはそうだな、木霊にそばに来るよう念じ木霊を呼び、実験だな

おし準備は整ったな


「レムよ 一人で何をしておる」


“いやちょっと実験をな”


それから木霊を聖域の境界からだし、俺の魔力感知が届く範囲(実験した結果40mぐらい)にいてもらいしばらく待つ


「おい!お主、木霊に何をさせるつもりじゃ」


焦っているせいかいつも名前で呼んでくれるのにお主になっている

冷静な俺と違ってなにをするか説明していないせいで焦っているのだろう

こいつは木霊をかわいいと思っているからな(俺もかわいいと思っている)


“まあ見てなって”


としばらく様子を見ていると木霊が慌ててこっちに向かって走ってきた


“”よし 釣れた“


木霊には運よくリス似の魔物が付いてきて走っているのが魔力感知に引っかかった

レジィーは木霊が心配なのかソワソワしだした

頼むからもう少し我慢して待ってくれ

おる地点を超えて、リス似の魔物が木霊に攻撃しようとした瞬間、自分の根を突き出した

そして魔物と木霊は消滅した


“よし 成功だ”


誤字脱字のチェックお願いします

感想待ってます

ブックマークお願いします


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ