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承! は説明で一話つくるくらいのノリで!

『@¥=〜$%%&、猫好き:ΘβB`w;@$。※√πΠ飼い主になって#^^γΓ@#!』


わしぁ元々野良であるので、雨の匂いがわかる。

よく集会をした、飼い猫のみゃあこさんとかミケ助さんとは違うところである。『@¥=〜$%%&、pf’℃/右、じゃない$&:』

わしぁ違いのわかる猫である。『違う違う、$&:! $&:だってば!』

もうすぐ、雨が降るであろうな。『$&:〜〜〜〜!』

濡れたら冷えてしまうが、猫とは体温調節が苦手な生き物である。

どこか隠れるところを探さねば。


『違うってば!』


突然カナが目の前に伸びて、逆さまにぶらさがった。

両前あしを広げて、ぷら〜んぷら〜ん揺れる。広げた前あしがどんどん伸びていく。面妖な。

『やだ♡♡ 逆ω>#¥にょりゃりゃとってもにょりゃりゃ♡♡ かん〜わ〜うぃ〜ぎゃー!!』

ぷら〜んぷら〜んされたら飛びかかりたくなるのが猫ってもんである。

残念なことに、爪は空を切った。


『は〜〜残念、#%6pノリャに噛んで@:*¥=)のか〜〜〜。もふもふは$%;のに。は〜〜猫もふ猫もふぅ』

隠れるところを探そうにも、ほかの猫のテリトリーを犯すと領土侵犯で戦争になる。

だが戦をおそれないのが野良である。

案の定、ココこそは、と思った洞穴の中には若いのがいた。

「おぅ、てめぇどこの街のもんじゃ!!」『オゥキューティーキャ〜〜ット』

若いのがカッと牙をむく。わしも低い唸りで応戦する。すると、どこからかほかの猫の唸り声も聞こえた。


な〜〜〜う ア〜〜〜う ぁ〜〜〜ぅ……


若いのが肩を跳ねさせ、わしを警戒しながら、ほかの猫を感知しようとヒゲを張る。『ヘイヘイ、ユーCAT! ちょっと*@#ノリャと¥%z£みな〜い?』

ふむん。

わしはもう一回低く唸ってやった。ほかの猫も唸る。


な〜〜〜う ア〜〜〜う ぁ〜〜〜ぅ……


これは……『あ〜ここP&#¥だから声$#:+*ねぇ〜。$#:`たノリャにょ声も、カワイ』


なに奴かが……おる!


なんということだ。

この洞窟には、確かにもう一匹なに奴かある。

しかもそいつは完璧に姿を消し、あまつさえわしの威嚇にちょっと似ている。

わしの威嚇に似ているということは、なに奴かは、わしの体格に近い可能性がある。

若いのは今や臨戦体制で、『あっ♡ もふもふ¥にゃんこきゃわわ♡♡ でもああいう%$&^の時の猫って、:>Θrは逃げたい+:√t?』 研ぎたての爪みたいに全身の毛を逆立てて、姿の見えないなに奴かを探しつつ、わしの監視にも余念がない。

ゔ〜〜〜ぉ……

若いのが威嚇する。するとである。小さく、しかし確かに先とは違う音が


…………ゥ〜〜〜ぉ…………


もういっぴき……おる!!!!


わしは身をひるがえし、洞穴を飛び出した。

体格がわしと同じくらいだろうの、若いの、声は小さいが子猫の声とは高さが違うの、正体はわからぬが、なんにせよ三匹相手ではさすがに不利である。

『おうおうおう何だ何だなん、走るにょりゃ可愛いな?!!! 知ってたけど!! はしゃしゃしゃしゃしゃしゃ、……くっ、かんわいい!』

敵を前に、いや後ろに、わしは高いところを目指した。

こういう時は高いところ。

ちょうど、目の前に登り道がある。道は狭く、急峻だが、この幅なら、わししか通れまい。横取りされることがない!

わしは勇んで駆け上がった。

しかし、登り道は妙につるつるしており、爪が引っかからぬ!

結果、わしは登りきる前に違和感に脚をゆるめ、登り道の入り口まで滑りおちたので『ぎゃー!! &+`:Ωすべるノリャキャワワ!!!』

なんと! 生意気な道である!!

わしは試しにもう一度登ってやった。後ろ足に勢いをつけ、跳ぶように上を目指す。


あと一歩、というところで気を抜いた。入り口に戻される。

風が、尻尾の付け根から背中をなで、バランスをとるのが難しい。途中からころんころん転がりおち『あがーーー!!! ねこまるい! ねこまるいよおぉーーー!!! だいじょぶにょりゃっはぁーーーー!!』

目が回ったではないか!!

ワシァ気が立っているので、登ってやるのである。登ってやるのである!!!

しかし、なんでわざわざ登らねばならなかったやら。

はたと考えてしまえば、やはり脚は止まり、風はしっぽの付け根から背中を撫ぜ、肉球と爪でバランスをとりながらであれば、転げ落ちることなく入り口に戻される。

これは……生意気で……面妖で……面妖であるが……この風は………………まぁもう一回……『あはぁああ!!! ぎゃっわいいぃ!!!』

もういっかい…………『っはーーー!!!』


なるほど、風にはこういう切り方もあったのだな。


わかったらもういいのである。この道は、面妖であるが、安全である。

しかし、特に労力を割いて登る理由もないのである。『は〜〜っ、やべ〜〜〜、$#>¥しすぎて死んで%;+死ぬかと思った』

雨の匂いがする。

わしぁ元々野良であるので、雨の匂いがわかる。

よく集会をした、飼い猫のみゃあこさんとかミケ助さんとは違うところである。

もうすぐ、雨が降るであろうな。

濡れたら冷えてしまうが、猫とは体温調節が苦手な生き物である。

どこか隠れるところを探さねば。

ふと見れば、あそこよくね? と思えるような洞穴がある。

隠れるところを得ようにも、ほかの猫のテリトリーを犯すと領土侵犯で戦争になる。

だが戦をおそれないのが野良である。

わしぁ慎重に洞窟に近づき


『ノラぁ!! 逃げて!!!!』


「いたぞぉ! `+食い猫だ!!!」


わしぁ洞穴の中を警戒するあまり、追われる身であることを忘れていた。






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