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黒人忍者、異世界転生の術?!

あたまゆるゆるインターネットの感覚で読んでいただくと幸いです。

アマゾンの奥地、人類未踏の地とされる地に奴はいた…



名は大五郎、黒人の血を引いたNinjaの末裔である。



ある日大五郎はアマゾン最大のスーパーマーケット「フェニックスマーケット」で悪行を働く

不死者-フシンシャ-を成敗すべく万引きGメンとして闇に紛れていた…



怪しい人物がいると影に乗り移り尾行しいつでも現行犯逮捕ができるようにしているのだが、

その日現れた不死者は影が存在しなかった…大五郎は仕方なく物陰から忍び七つ道具の一つである夢視眼鏡を使い観察していた。



彼奴は思った通り「万引き」を行ったので大五郎はすかさず背後から『Ninja Strike!!』をキメて成敗したのだが実のところそれは罠だった…超合金メタル手ぬぐいで首を絞めているはずなのに不死者は一向に動きを止める気配がない。「マイドオオキニ。」と不死者が発した瞬間、光と熱を帯びていく…不死者は機械仕掛けのからくり核人形だったのだ!



「WTF!!(なんてこった!!)」と思った頃には時すでに遅し。

突如として人形は大爆発を引き起こし、アマゾン一帯を焼き払う核の炎から生まれたキノコ雲は天高く上っていた…

体の内部まで灼かれ痛覚に直接激痛を感じた大五郎は死を悟った。



「OYAKU GOMEN…」そう呟きながら意識が遠のき、やがて魂が肉体から離れていく感覚に包まれた。

大五郎の魂は暗雲に立ち上るキノコ雲に吸い込まれるようにそらに昇っていったのだ。



大五郎は薄れゆく意識の中でこう思っていた。「SUSHI…」そのときだった。

「………シャリに醤油をつける派ですか…ネタに醤油をつける派ですか…」

懐かしい声がそう問いかけてきたのだ。大五郎はためらうことなくこう答えた。




「マヨネーズ。」




その瞬間大五郎の意識は鮮明になり視界に明るい光が差し込んできた。

青い空白い雲緑の大地。大五郎は全く身に覚えのない土地にいた。

意識の朦朧とする中立ち尽くしていると後ろから声をかけられた。



「お前さん冒険者かい?」



大五郎は振り向きぎわに「GOMEN」とつぶやき『Ninja Strike!!』をキメた。

大五郎は背後に立った者を生かして帰さぬ。それがSHINOBIの掟なのだ!



地面に転がる人の良さそうな中年男性の生首を見てばつが悪そうな顔で、

「NUM-AMI-DABUTZ …」

と唱えた。大五郎は慈悲深く先祖供養にはこと欠かさない真面目な漢である。

余談ではあるが寿司はネタに醤油をつける食べ方が正しいそうだ。



こうして波乱に満ちた大五郎の異世界戦乱伝記は幕を開けたのであった…

To be continued

細かい所が気になったそこのあなた。あなたの影には大五郎が潜んでいるやもしれません。信じるか信じないかはあなた次第。

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