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日々の業務(千鶴)

作者: 狼花


 プログラミングが小学校の必修科目になっているのは

ほとんどの人が知っていると思うのだけどその影響が私の仕事にも

影響を及ぼし始めるとは思っていなかったわ

確かにプログラミングは機械に興味を持つ子供も多いし、

パソコンの仕組みについて学ばせるのはいいことだと思うの

だけれど

何で私が小学生とその親御さんを相手に教室を開かないといけないのよ


 数日前まできちんと自分に課せられた業務をこなしていたのだが

年配の上役から頼まれたのだ

「千鶴くん。パソコン得意だったよね。確か」

「ええ。それがどうしました?」

「実は、今度。市の公民会でプログラミング教室を開くことになってね」

「講師はきちんと手配しているのだが。アシスタントが集まらなくて」

「はぁ、それで私にアシスタントを引き受けて欲しいと」

「いやぁ〜話が早くて助かるな」

「申し訳ありませんがしばらくは仕事で移動が多いので誰か代わりのものに

 当たってください」

「それがねぇ、みんな機械に弱くてね。頼めないかな?その代わり

 君の仕事を引き受けるよ」

この人に仕事を頼んで忘れられて何度もトラブルを起こしているって

いくつか噂を聞いたことあるのよね。安心ができない。

かと言って断ることはできないのだけど、都合のいい人間と思われてことあるごとに

こうして頼まれるのは避けたい。

難しいわね。


はぁこの上役の方の対処は後日考えるとして今日のところは引き受けておこう。

「わかりました。では講師の方の連絡先と日取りを後ほど教えてもらえませんか?

 場所は公民館でしたね。」

「おお、やってくれるかね。君の仕事は引き受けるよ」

「いえ、大丈夫です。同僚と協力しますので安心してください」

「頼もしいね、追って連絡するよ」

そういって年配の上役は自分の仕事に戻っていった。


まずいわね。こっちも手一杯なのに

とりあえずこの教室のために時間を割かなければ。

あとこの教室の講師の方と連絡して段取りも取りたい


数日は忙しくなりそうね。


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