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短編詩集

甘くて苦い晩冬の恋

作者: 若松ユウ

バレンタイン

なんてステキな響きだろう

  バレンタイン

  なんと恐ろしい言葉だろう

バレンタイン

なんて甘美なイベントだろう

  バレンタイン

  なんと苦々しい催しものだろう


ねぇ、かっちん

  あのさ、みーこ

今度の週末だけどね

  次の日曜日だけどさ

わたし、スーパーに行きたいな

  オレと、デパートに行かないか

昨年は手作りだったでしょ

  今年のフェアはスゴくてさ

また心を込めて作るから期待して

  好きなベルギーの店が出てるんだ

お返しは気にしなくて良いから

  リーズナブルなのに絶品なんだ


はたして

彼女の善意が勝利したか

  はたまた

  彼氏の誘導が成功したか


スイートになるか 

  ビターになるのか

すべては如月の頃

  十あまり四日にて

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