第2話 切り裂きジャック
どうも、シラスよいちです。不定期な投稿で申し訳ないです。続き、もし良ければ読んで下さい。中途半端かもしれませんがご了承下さい。
俺は、誰かの記憶を見ていた。霧が濃い月のない夜、微かに見えるレンガ造りの家の数々、女性らしき人影を次々に刺し、斬り刻む誰かの姿。狂喜に満ちた嗤い声と、対象的に響く女性の悲鳴。目を背けたくなるような殺人をいつまでもまざまざと見せつけられる。
そんな光景を俺は、至って冷静に客観視していた。そんな中で俺は、人を殺し続ける誰かの嗤い声に、俺は身近な誰かに似ていると思った。が、そのときは誰に似ているか解らなかった。何故だろう?考え始めたところで、自分が夢を見ていたことに気付く。
まぁ時期に忘れるだろうと、俺は起きることにする。目を開けるとそこは、いつもと何ら変わらないオフホワイトの天井と照明。伸びをしながら、ベッドの上に散らかる小説の山をどかし、スマホを手に取る。そして電源を入れ、俺はスケジューラを開き、今日の予定を確認する。
――あぁ、今日は土曜日か。父親が家でふんぞり返る日だ。家を出たいが何をしようか?
そのまま何分かベッドで考える。
――そうだ、図書館に行こう!
そう決めて、朝食を食べると早速支度する。
図書館の開館時間までに着く様に、相棒のロードバイクを走らせるとちょうどいい時間に着いた。
バイクを止めて中に入ると、落ち着く本の匂いがする。
読んで頂き、ありがとうございました。第2話どうでしたか?感想も書いて戴ければ幸いです。