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前文
どうも~、蜻蛉切です!今回が初投稿となります。これから頑張って書いていきたいと思うので、よろしくお願いします!
一体どれくらい眠っていたのだろう。眠りから覚めた「奴」の前には無数の闇が広がっていた。
「奴」自身、自分がどれだけここにいたか分からない。
少し記憶をたどってみるが、すぐにそれが無駄な時間であると理解する。
それは、思い出せないから、と言う理由ではなく、頭上に見えた小さな光が原因だった。
「やっと地上か、待ちくたびれた」
まるで、止まっていた時間が再び動き出すように、小さな光は拡大を続けやがて大きな穴となっていた。
それと同時に「奴」はその大きな翼を広げ、飛び立つ
「さぁ、絶滅の時間だ」
この瞬間、止まっていた一つの時間が動き出した。