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吸血鬼の花嫁へ  作者: かまぼっこ
はじまり
13/21

魔法

さてさて、吸血も今のところは相手がいないので出来なさそうだ。

どうしよか?


『とりあえず、今あるマナで魔法を使ってみたらどうかな?』


もったいないんじゃないか?


『確かにね。でもいざって時に備えて少しは練習しといた方がいいんじゃない?感覚は知識として受け継げていないし。魔法を使う感覚に慣れておいた方がいいよ』


確かに、そうだな。ならレブナントの森にでも行ってそこで練習しようかな。


『いいんじゃないか』






と、言うことでレブナントの森に来た。

今回はおじいさんの家には行かないつもりだ。

この森に生えている木々は広葉樹だ。だから、ここの気候はあまり寒くはならないのだろう。それとも異世界だからそんな常識は通じないのだろうか?

そんなことを考えながら森を歩くといい感じの開けた場所があった。


『ここでいいんじゃないか?』


そうだな。では、さっそく魔法を使おう。

どんな魔法がいいかな?

アルフの知識があるからきっと大体は使えるのだと思うんだけど。


アルフの魔法に関する知識量は半端なかった。学校も通っていたし、帝国の図書館で調べ物をしたせいかはわからないが、頭の中に図書館があるのかと思うくらいの量がある。

ただし知識とし引き出すことはできるのだが、インターネットの検索のように、キーワードがなければ答えにたどり着けないような感じだ。


それでさアルフ、初心者が使うような扱いやすい魔法を教えてよ。


『そうだね……じゃあ鮮血魔法ブラッディーマジックはどうかな?』


鮮血魔法か、名前から血を使う魔法だな。


『そうだね。まあ、僕の知識があるから説明しなくてもいいんだけど、いちよう説明するね。えっと、この魔法は使用者の血液を少し取り出して、それの形状を変化させて武器として使う魔法だよ。吸血鬼の血は他の種族の血よりはるかにマナの濃度が高いから操りやすいんだ。それと注意いなきゃいけないことは貧血にならないように

することかな』


なるほど、さすがアルフ先生だ。博学である。

それでどうやって、血を出すんだ?


『とりあえず、指先に意識を集中してみて。そして、指先から血を出すことを想像してみて。魔法を使うときには想像力が必要だからね』


なるほど、想像力か。


指先に意識を集中する。そうしながら想像した。

なかなか難しい。5分位経った後ようやく指先から血が出てきた。ジョウロのように割と勢いがいい。おお!ちょっと興奮する。でもこのままだし続けたら死ぬんじゃないか?と、思い血を止めることを想像すると急に血はとまった。


『うん、それくらいあれば問題ないかな。次はその血に手をかざして、どんな形にしたいのか想像してみて。君の血だしすぐ反応してくれるよ』


地面にの血だまりに手をかざし小さい剣を想像してみると、血が集まり始め剣の形に変わりかざした、手の平におさまった。

おおお!結構興奮した。

そのの剣重さは普通の剣よりかは軽いだろう。その剣で近くの細い木を切ってみると、スパリと豆腐を切るかのごとく簡単に切れた。


『いいんじゃないかな。それと、やっぱり練習しておいてよかっただろう?』


ああ、そうだな。

もし練習なく戦うようなことがあったら、まず魔法は使えなかっただろう。


『そうだ、初めて魔法を使ってみた感想はどうだい?』


なんかこう、厨二心をくすぐられるな!


『ちゅうに?まあいいや。とりあえず喜んでいるみたいだし』


おう、満足したよ。でも魔法は使えることが分かったけれど、肝心のマナはどうやって補給するかは問題のままだな。


『いや、その問題は多分大丈夫だよ。魔法が終わって血液を戻した時使われていなかったマナが体に吸収できたか、外からマナの入った何かを吸収する時に回復できるっぽい。つまりは、吸血すればマナの補給ができるってことかな』


なるほど。まぁ、吸血させてくれる人いないんだけどね………


『いやいや、契約の儀があるじゃん。それで得られる眷属に血をもらえばいいじゃないか』


そうか……でも眷属は作りたくないな……


『え?なんでだい?』


だって眷属になる人ってかわいそうじゃないか。きっと拒否権もないんだろ?それって無理ありに眷属にさせられるんだろ。しかも眷属って言い方悪くしたら、奴隷と変わりないんじゃないか?


『確かにそうだね。でも……いや君が自分の目で見て理解するべきだろう。そうだな、明日は町に行ってみないか?』


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