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吸血鬼の花嫁へ  作者: かまぼっこ
はじまり
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プロローグ

初投稿です。よければ、感想お願いします

いつものように朝が来る。

「ジリリリリリリリ……」

目覚まし時計の鳴る数分前に、生活習慣のせいか目が覚めた。

が、二度寝をするので結局この音を聞く。

「ポチっ」と目覚まし時計のスイッチをきり、いやいやながらもベットから出る。


6:30

風呂場に行き、軽くシャワーを浴びる。


6:50

朝飯のパンを食べていると、妹が起きてきた。

目が合うと、ものすごく嫌な顔をした。


7:00

「お母さん、あいつと一緒に洗濯しないでって言ったじゃん」

なにやら妹が怒っている。


7:30

妹が学校に行くらしい、制服を着て部屋から出てきた。

「死ね」

一言いうと、俺の足の小指を踏みつけてきた。

「痛って」

妹は、学校へと向かって行った。

今日もストレスがたまる。


7:45

一通りの支度を済ませ、学校へと向かう。

「いってきます」

今日も返事はない。


8:20


いつも通り、始業のベルの10分前に席に着く。

隣の席の女子が机ごと離れていくのは、気にしないでおこう


8:30

始業のベルが鳴る。


12:30

昼休みになったので、あらかじめ買ってきたパンを食す。

授業中にずっと後ろのやつが椅子を、蹴ってくる話はここでは割愛しよう。


13:45

午後の授業が始まる。

今日は体育だ。

二人組でのストレッチはやめてほしい、「あの目」で相方に見られる

今日の授業内容がなんだろうが、知ったことでではない。

とりあえず、保健室だ。


15:45

今日の授業はすべて終了し、帰路につく。

校門に行く。


周りの生徒たちは取りとめのない会話の最中、こっちを見てくる。

また、「あの目」だ。男女とわず、「あの目」で見られる。

そう、まるで汚物でも見るようなあの冷やかで嫌悪感にあふれている目だ。

「はぁ~……みんな死ねばいいに」

ぼそりと言う。

そんな言葉に反応したのか、まわりのやつらはヒソヒソと話し始める。

「やっぱりアイツきもいわ、早く死ねよ」

「ほんとマジ無理、死ねよ」

「うわ、こっち見た。死ね」

もう無理…………………………だから今日で終わりだ。

小学校から中学へ、中学から高校へ、なにか変わると思っていたが、結局何も変わらない。もう自分から変化をもたらす気も起きない。

「俺が何をしたって言うんだ!」そんな心の叫びは、どこにも届かない。

こんな世界はいやだ。画面には「game over」の文字が出ているだろう。

こんな時は、「new game」をおすしかない。


だから、来た道を走って引き返す。今回の目的地は屋上だ。

屋上への扉には、鍵がかかっている。

だから、屋上への扉近くの踊り場の小さな窓から這い出るようにして外に出る。



時刻は16:40ごろ、季節は冬なので太陽は沈み始めている。

肌寒い空気に、吐く息は白くなる。

屋上のフェンスをよじ登る。

そこから見る町の風景は、何故か今までで見たどの景色より美しく見えた。

特に感傷に浸ることなくフェンスから手を離す。

俺の体は重量に引かれて、まっさかさまに落ちていった。

「これなら必ず死ぬだろう」そう思い意識を手放した。

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声が聞こえる。

「お兄様、起きてください」

そう呼ばれ、体を揺すられる。

「……………………え?」


読んでいただき、ありがとうございます。これからもボチボチ投稿していこうと思うので、ぜひ読んでみてください。

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