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夢問人  作者: AS
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序章

勇者が魔王から世界を救った。勇者は幸せに暮らした…はずだった。世界を救った英雄の挫折と、そんな勇者に憧れを抱く少年の物語。世界はいつでも冷たい答えをつきつける。挫折を感じたら、どうやって生きて行けばいい?そんな話です。短いです。

とある異世界の国。

ここでは不吉な暗雲が立ち込めていた。

怪物と呼ばれる猛獣が徘徊し、次々に人間を喰らっていく。

不安と恐怖が入り混じる世界。

希望の欠片さえ見いだせない生活が続いていた。

人々は云う。

これは魔王の仕業なのだと。

そんな時、一人の勇者が、魔王が居ると言われる彼の地へと向かった。何者を恐れない強靭

な肉体と精神を持つ勇敢な若者は、臆することなく立ち向かい、人々は勇者の活躍に大いに期待した。

「勇者様! 勇者様! 」

勇者は人々の期待を受け、苦闘の末、魔王を打ち破った。

帰還した勇者は、人々と国王に迎えられた。

国中を挙げての凱旋パレードも開催された。

人々は歓喜に酔った。

世界中が平和と祝福に満ちた。

それはまさしく、英雄が誕生した瞬間だった。

国王は言う。

「勇者よ、我が姫をもらってはくれないか? 」

勇者は、美しい国王の娘と婚姻を交わした。

「皆の者! 勇者の栄光を永久に称えようぞ! 」

「おおおおおおおお! 」

勇者を称える声と歌はいつまでも続いた。

その後、勇者は国王の後を継ぎ、王女と幸せに暮らした。

…幸せに暮らした。

…幸セニ暮ラシタ…?


…ホントウニ…?



勇者のその後のストーリーを書きたくて、書きました。宝塚の女優さんが「夢は追いかけている内が夢だから」と言っていたのを思い出して考えました。長編が苦手なので、わりと短めになりました。自サイトで投稿済ですがアクセス数もあまりないためコチラに投稿させていただきました。

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