8/8
きっと大自然になってみたのが敗因だと思います。
ある晴れた日、私はとある建物に潜入すべく自動ドアを前にしていた。
しかし、その自動ドアは頑として開かなかったのである。
自動ドアって人が来たら開くものじゃね?
私ってニュートリノ!
待て、落ち着け。
私はどうしてもこの建物の内部に潜入せねばならないのだ。
今すぐに!!
とりあえず上についているセンサーらしきものに向かって両手を振ってみる。
開かない。
では、人が乗ったら反応するタイプか?とマットの上でジャンプしてみる。
開かない。
いや待てよ?もっと古典的か?
「開けゴマ!!」
びしっとドアを指さす。
開かない。
仕方ないからインド式舞踊を踊ってみる。
開かない。
くっ、他にどうしろと…。
これでは今日の要件が済まないではないか。
これくらい潜入できねばどうするというのだ。
見知らぬ人が横からやってきて。
ガラー。
開いた!?
お前人を選ぶんかい!!!!
自動ドアに見初められなかった私、その場に崩れ落ちる。
家族からは
「存在感出していけ」
とありがたいお言葉をいただいた、そんな晴れた火曜日の午後。
読んでくださってありがとうございました。




