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これは誰でも考えるよね?それで実行するよね?それで飛ぶよね?どうやって着地した?
ある台風の日。
私は真面目に学校に行っていた。強くなる風に学校が早くに終業したのを覚えている。
強い風が横から下から上から、なんかすごい勢いで吹いてくる。
そこで私は閃いた。
これって高いところから傘さしてジャンプすれば飛べるんじゃね?
私って天才!
いそいそとブロック塀を昇り…。
ジャンプ!
今だ風に乗れ!!!
おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
飛んだ、我は飛んだぞ!!!!!!!
で。
どうやって着地するの?
足をジタバタ→届かねえ。
傘を離す→絶対ヤダ。
助けを求める→誰もいない。
祈る→これだ!!
おお、神よ我を助けたま…ずっしゃあああああ!!!!
斜めに落ちていきました。
神なんていない。
私は天才などではなかった。
おのれ大自然。
なお、家族からは
「もう一回やってみ?」
というありがたいお言葉をいただいた、そんな小学生だった私。
読んでくださってありがとうございました。




