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絶対慣性の法則のせいじゃないと思うんだけど慣性の法則が悪いんだよ。
ある晴れた日、おばあちゃんのお見舞いに家族と行った帰り道。
駐車場に車のガードってあるじゃないですか。
それをみて私は閃いた。
あれを華麗に飛んだらカッコよくね?
私って天才!
見てろよ、今日の私は一味違うぜ?
助走をつけて…いざ!
ちょっと待てよ。私だぞ?
飛べると思うか?
そんな装備で大丈夫か?
しかし走り出したら止まらない。
これが慣性の法則というものか!!!!!
ゴッ!!!
ずっしゃあああああ!!!!
思いっきりガードにぶつかりにいって転ぶ私。
膝が、膝がいてええええええ!!!!!!
おばあちゃん、私ダメだったよーーー!!!!
なんか泣けてきて、鼻水出るし。
ぐちゃぐちゃである。
私は天才などではなかった。
おのれ、大自然。
なお、家族からは
「いけると思った自分を恨め」
というありがたいお言葉をいただいた、そんなお見舞いの帰り道。
読んでくださってありがとうございました。




