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AIとその後の僕ら

 目標が明確になった僕はその後もSDOを続けていった。


 探索者ランクが3になったころ、ついに僕はデスペナルティを受けてしまった。

 そのころには常識になっていたのだけど、ステータスのLvが上がった状態に慣れていくとキャラクター作成時でも高い身体能力で動くことが出来るようになり障害物走の成績が向上。結果ステータスの高いキャラクターになれるのだ。

 そのためゲーム開始時にはプレイヤー平均よりかなり高めのステータスであった僕も、ランク3では下の上程度になっていた。

 そんなステータスでLv3迷宮に挑んでしまったのではデスペナも当然、だったのだろう。

 うっかりミスで即死してAIのみんなに心配をかけてしまった。


 その後はランクが上がったときには全ステータスのLvを上げてキャラメイクをし直すといった手間はかかるけどしっかりとした能力を用意してプレイした。

 そのため成長速度は遅かったが着実にランクを上げることができた。


 AIのパーティメンバーも徐々にだけど増やせた。

 卵のドロップ率はあまりよくなく、かつボスは各迷宮、各Lvにおいて一度しか卵をドロップしないようでAI5人に僕一人のフルメンバーになるまでにランク5になっていた。

 そのときにはみんなで宿泊迷宮に入り、盛大に祝った。

 みんなで力を合わせて出来る限りLvの高い食材を集めて作った精一杯の料理はリアルで味わえないというか、言葉では語りつくせない。

 ここからあと5レベルも上のものがあるということが信じられなかったものだ。


 僕がようやくランク7になったころ、ついに廃人集団がランク10で中央塔の迷宮をクリアした。

 元の世界に戻るというストーリー的な目標がどういうことなのかがこのときようやく判明した。

 体験談を語ったプレイヤーによると、光に包まれたと思ったらログアウトして自分の部屋にいたという。

 なんのことはない、ただログアウトするだけのイベントだったのだ。

 さすがに最終クエストをクリアした直後、仲間と会話しとうとすぐにログインしたらしい。

 ログインした場所は中央塔の迷宮ではなく大門の前、不思議に思いつつも塔へと向かおうとしたそのプレイヤーに一人のNPCが声をかけた、門番だった。


 その門番は言った。


『またここに来たのか、そんなにこの世界を気に入ってくれたのはうれしいものだな。』


 と。


 まあつまり二週目、あるいは強くてニューゲーム。それがクリアイベントだったわけだ。


 クリアしたらゲームが終わる、なんて心配もなくなった僕はそれからもAI達とマイペースでSDOを遊び続けたのだった。




 おわり

これにて AIとVRMMOを遊ぶ は幕引きとなります。


お付き合いいただきありがとうございました。

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