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5. 無駄な足掻き。

ここに来てやった物語が普通の学生っぽいストーリーに。

あと何話かこのような我が続きます。ご了承ください。

 「ってことで、今から私とあなたの二人だけの勉強会を私の家で開く。……さあ来い」

 「ちょっと待て話が早すぎる。」


 目の前のそいつは、俺にとって今この瞬間、鬼に見えた。勉強なんてやだ。ぜっっったいにやだ。せっかくこの世界は勉強があまり必要ないというのに……なぜ……泣


 そんなことを考えていた時、俺は、いささかな疑問を抱いた。

 「あれ? 俺、掲示物の読み込みに関しては個人的にかなり優れていると思っているのだが……おかしい。なぜ俺は国語のテストがあることを知らないんだ?」


 そんな俺の疑問に対して、目の前のそいつは


 「え? クラスロインで告知されているよ? 見てないの?」

 「クラス……ロイン……? コノクラスモウクラスロインアルノ?」

 「え? 入ってないの?」

 「誘われてすらいません」


 そんな、俺にとってここ最近で一番ショックなことを、目の前のそいつは淡々と述べた。


 「……なんか……ごめん」

 「ごめんじゃ済まねえよ」


 え?本当にクラスロインもうあるの? こういうのって、優しい陽キャが全員誘ってくれるのがお決まりなのでは?

 そんなことを思った俺は、逃げることにした。


 「はい。ってことで、俺は帰らせていただきます。テスト前のお忙しいところ申し訳ないので。それでh」

 「逃さねえよ?」

 「ヒッ」


 案の定、俺の逃走劇は失敗した。

 そんな。俺の知っている梨沙は……こんなやつじゃない。もっと優しく俺に勉強を教えてくれるもんだと……


 「そもそも貴方、こんなことでへこむような弱い男じゃないでしょ。わかりやすいのよ。あんた」


 たしかに。俺は、今まで生きてきて、一度もクラスロインに入ったことがない、そんな、男だ。こんなことで、凹むわけが、ない。


       ……無理があったか……


 「さあ、私の家に行くわよ。」


 「……はい」


 そんな無慈悲な言葉を、目の前の鬼は俺に向かって放つのだった。

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