表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

伝説の警官


 2014年 4月 東京都渋谷区で35歳の男性が立てこもり事件を起こした。

 

   建物内での謎の爆発により、犯人と身柄を抑えた警察官二人が死亡した。


 と、思われていた。


 俺は、森山啓二。警察官になって2年目のまだ下っ端だ。

  最近は、酔っ払いの処理や渋谷で起きた小さな小競り合いなどの、なんの刺激もない事件ばかりで退屈していた。

 

 しかし、これから俺の人生は大きく変わる事となる。

 

 そもそも、なぜ俺が警察官を目指したかというとガキの頃の一つの事件がきっかけだった。

 俺は、ガキの時変な男に絡まれ車に乗せられるところだった。

その時一人の警官が、こちらに向かって走って来た。

 

  その警官は、その男の腕を思いっきり掴みこう言い放った。


     「未来ある少年に、その古びた手で触れるな。」

 

  そんなことを言われた、男も黙ってはいない。


      「なんだ、てめぇ離せクソ警官!!」

  

   その瞬間、警官の眼差しが一気に変わった。

 警官は掴んでいた腕を思いっきり握り、一気に固い地面に男の腕をぶつけさせた。

     「痛てぇーーーーーーーー!!うわあああ!!肘が!!」

 

  男はものすごい悲鳴を上げ地面をのたうち回っていた。

 その姿を見ながら、警官はこう言い放った。

      「クソって言ったらな、お前の存在自体がクソなんだよ!!

                        人生やり直せ馬鹿が!」

その、警官はとても警察官とは言えない風貌だった。


 髪の毛は長く、制服は腕まくりをし警棒はなく、手錠も持っていなかった。


    「あと少ししたら、俺の助手が来る。その間に逃げてみろ、今度はお前の`命`に手出すぞ………」


 俺は固まっていた、こんな警官見たことない、そしてこんなかっこいい警官も見たことはない。


 まさに、`伝説の警官`だ!!


  俺は勇気を振り絞り、名前を聞いた。


  「おじさんなんて言う名前なの……??」


 その警察官は、のそりと近づいてきてこう言い放った。


  「俺の名はな……鬼頭健剛(おにがしらけんごう)、最強の警官だ。覚えとけよ、少年」


 これが、俺が警官になろうと決めた瞬間だった。










 







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ