11月3日⑤
少しの休憩を挟んで、今後はじゃんけん大会が行われるらしい。
じゃんけん大会は勝ちのみ次戦へ進出、それ以外は敗退、着席という形だ。
勝者にはJCKの二人からサイン入りの景品が手渡しで贈呈される。
そういえば岩槻くんの姿が見当たらない。
「そういや岩槻くんは?」
「岩槻くんならステージ正面のツアー客特別席にいるよ。」
加賀野くんに言われた方向を向くと、確かに岩槻くんがいた。
へぇ、あそこの謎のスペースって、ツアー客専用だったんだ。
じゃんけん大会一戦目
「「じゃんけんぽん!!」」
JCKの二人の掛け声で一斉に手が挙がる。
二人はチョキを出したが、僕はパー、初戦敗退だ。
「あっれれ~?」
倉敷くんがドヤ顔で言ってくる。この二人ホントにムカつく…
じゃんけん大会は順調に進んで行くが、展開が一気に変わったのは11戦目のことだった。
二人はパーを出したが、殆どの人はパーかグーを出していた。
残っていた人が一斉に座る中、一人だけ立っていた者がいた。
「え、嘘だろ…!?」
なんとそこに立っていたのは岩槻くん、彼だった。
彼はビックリした形相で周りをキョロキョロしている。岩槻くんってJCKに興味ねぇだろ(笑)。
これには倉敷くんと加賀野くんも大爆笑(笑)。
会場はお祝いムードだが、彼を知っているトキ鉄民は混乱と爆笑のダブルパンチである。社長もニッコニコだ。
岩槻くんは無事景品をゲットし、ついでにスリーショットもゲット。トキ鉄民にとっては大爆笑のじゃんけん大会となった。




