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推しに推される気分はどうだ?  作者: ボンホー
アンバサダー1年目
3/4

11月3日①

11月になると、数日前の暑さは突然何処かへ行き、寒さがやってくる。直江津の木々も、段々赤や黄色が目立ってくる。

今日は11月3日

寒さが身に沁みてくる中、直江津D54レールパークで、トキ鉄スペシャルアンバサダーの就任式が執り行われる。

東京から鈍行列車で来たから、開園よりも1時間ほど遅れて到着した。園内はいつもの家族連れに加え、トキ鉄ファンとJCKファンが集っており、とても混雑していた。

「お〜い!ミヤヒコ〜!」

そう呼んできたのは、新井の友人 倉敷くん。現在トキ鉄を中心に活動する鉄道YouTuberの中で最古となる"鉄道チャンネル上越"を運営している。

「今夜はおたやもあるけど、ミヤヒコもくるか?」

「おたや…?」

「新井で行われているイベントでね、別院報恩講っていうお寺でやる行事に合わせて露店が並んで、多くの人で賑わうんよ。」

「ミヤヒコはYouTubeで見なかった?頸急(くびきゅう)ちゃんねるで。」

そう聞いてきたのは、春日山の友人 加賀野くん

彼は小学生ながら、鉄道のことが僕以上に物知りで、トキ鉄のアイドル的存在ともなっている。

「えぇ、見てないなぁ… シャッター街の駅前商店街は見たけど…」

「じゃあ絶対見てるじゃん!」

「え?あ、あれか。」

「ほらぁ!」

と小学生にツッコまれてしまう高校生の図。

「こんなところで騒いでないで、勉強しなさい!」

そんな親みたいなことを言ってきたのは、トキ鉄の佐藤社長だ。社長は鉄道を通した地域活性化を積極的にやってきた人で、僕たちが繋がるきっかけを作った人でもある。

そして僕に"ミヤヒコ"というニックネームを付け、上越での共通ネームにしたのもこの人だ。僕が東京(都)から上越によく来ることが由来で、(ミヤコ)の文字を少し文字ったらしい。

就任式まで時間があったから、集まったみんなで喋りながら待つことにした。

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