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商品について
商品は、人類が仕事で生産する財やサーヴィスである。
商品は、わずかなちがいで大きく売上が変わる。そのため、似たような商品だから、どれでもよいだろうなどということは絶対にない。例えば、人、娯楽、料理などである。
分業の発達した経済圏では、商品は新規製造と流通の効率化が高く、中古品を売買するより、新品を製造したり、購入したりする方が遥かに安価である。
商品の費用で最も大きなものは人件費である。つまり、商品は労働でできていて、経済は労働でできている。
同じ価格でも、簡単な仕事と難しい仕事がある。同じ価格で簡単な仕事を引き受けることは、有利な仕事の交渉のひとつである。