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序文

 私は、経済学部卒の経済学士である。経済学の本格的な訓練は修士になってから行うらしく、私は本格的な訓練を受けた経済学徒ではない。だから、私の語る経済学はあまり当てにならないのである。それは先に注意していただきたい。

 そんな私ではあるが、世間に出まわっている経済学に納得がいかず、昔から不満を感じていた。経済学は未熟な学問だと、いくつかの本に書いてあった。これはいけない。人類に経済学が必要かどうかから考えなければならないのかもしれない。自然科学の有効性に対して、人文学の有効性の低さを指摘されることもある。人文学がなくても、自然科学の向上だけでも豊かな未来はやってくるのかもしれない。しかし、高度に発達した人類の文明で経済学が愚かなままだったらがっかりしてしまう。万物を理解するべき人類にとって、成熟した経済学を構築することは必要な仕事だ。だから、私は自分で納得のいく経済学を書いてみることにした。

 経済学によって経済がどの程度、効率化するのかはわからない。効率の良い経済と効率の悪い経済があるなら、確かな助言を簡単にくれる経済学はあった方がよいだろう。

 「経済学者や政治哲学者の思想は、それらが正しい場合も誤ってる場合も、通常考えられている以上に強力である。」とケインズがいっている。経済学の影響力は、バカでかい。東西冷戦が経済政策のちがいで分かれてしまうほどに経済学の影響力は大きい。

 経済学の性能が上がり、経済の効率が向上して、働く人たちの余暇が増え、働く人たちが仕事以外の時間に余裕ができれば、さまざまな社会問題が解決するのではないか。そんなことを期待して、私は自分の納得する経済学を自分で一度、書いてみることにした。

 私は「デフレ派のブログ」「何もわからないブログ」「おじさんが書いた経済学ノート」の作者である。ここに書いたものはそれらと内容が重複する場合もある。また、ここに書いたものよりも有益なことがそれらに書いてあることもあるだろう。どれをどのように読むのかは読者に任せたいと思う。


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