呼び出し
こちらの物語はフィクションです。
-家にて-
「えっと…これが手紙だよね、」
その瞬間目が丸くなった。手紙に書かれていたのは
「午後12時に霧矢公園に来て」
告白なのかなと内心ウキウキで私は時計をみた
うーむ……あっ
「夜だからこっそり行かないと親にバレちゃうよね、こっそり行こ」
チラッ…………
時計は11時半か……歩いて20分程度か
「行こっと、早い方がいいよね」
床が緊張で軋む。音を立てないよう足早で外に出た
息が荒い、少し冷えた公園のベンチに腰をかけて待っいると足を引き摺るように歩く音が近づいてきた
顔が黒いマントで見えない、身長は同じくらいだ
私は震えた声で咄嗟に口を開いた
「あっ!手紙くれた子ですか?」
私はベンチから立ち上がって聞いた。すると少し間を置いて相手は答えた
「……そうですわ」
びっくりした。小さくて透き通った声が聞こえた
「声、女の子だ、、、」私は思わずガッカリしてしまった
「ほっ」
突然投げられた白い手のひらサイズの箱
「あわっ!よっ……ふぅ」
落としそうになったけれど一応キャッチはできた
手に取った瞬間に彼女は冷淡に
「これを渡し来ただけですわ。さよなら」
彼女は背を向けてすぐに歩き始めた、私には理解が出来ずすぐに引き留めようとしてしまった。
「えっ?ちょっと待って!何ですかこれ」
スタッスタッスタッスタッ…
さっきまで彼女が手に持っていたのにありえないほど冷えた白い箱を持って、私も公園の柵を越えて早歩きで家に帰った
玄関ドアに手をかける
ガタンっガタッ………………
「え?────」
一瞬で私は理解をした。全身の毛が逆立つ
「……………………これ、鍵掛けられた?!」
急いで私はスマホを手に取った。
「制服を着替えず出たから明日の学校には行けるけれど野宿は女子だし…」
「スマホで葛に連絡しよ、葛の家、親旅行中だよね?」
スマホを手に取って通話ボタンを押した
ツーツーッ
「もしもし?西瓜どうした?」
葛が眠そうに通話に出てきた
「外出してたら家締め出されてた。家泊めてくれない?野宿したくない(泣)」
「ちょっと待って。そっち迎えに行くから!」
プツ────
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