俺の60%継続王道確率変動機の右打ち
脳汁が出る展開を頑張って考えます
「わぁ、成功した…!!」
時刻は深夜の2時を過ぎた頃。少女シャンは自身の魔法により発生した光と煙に包まれていた。
家の床に描いてある魔法陣の光が弱まっていき、煙が晴れていくにつれて、魔法陣の中心に人影が確認できる。
「……???」
シャンの目の前に困惑した様子の青年が現れる。
固定椅子に座って右手を不自然な位置で右側に捻っている。
「ねぇねぇ、あなたお名前は?」
魔法が成功したのが嬉しかったのか、シャンは興奮した様子で青年に詰め寄る。
「…え?なんて?」
青年をよく見ると耳には耳栓のような形をしたものがはまっていた。青年は周りをキョロキョロと見回し、耳栓を外した。
「え、ちょ、えぇ…?俺の確変は…?」
「かく…へん?それ、なに?」
青年の目の前には薄汚れた部屋に高校生ほどの見た目をした少女が一人いるだけだった。彼は突然訪れた今の状況を飲み込めずにいた。
以前と戸惑う様子の青年に、少女は現状の説明をした。
「ねー、ねー!わたしね、あなたを召喚したの!今日からわたしと友達になってね!」
「しょう…かん?それ、なに?」
「わたしが、あなたを異世界?から、召喚したの!わたしと友達になって、一緒に魔王をぼてくりまわしましょ!」
困惑が深まるなか、青年はひとつ理解したことがあった。
1秒ほど息を吐き、深く息を吸って何もない天井を見上げた。
「つまり俺の確変と3万発はもうないって…事なんだなっ…」
脳汁が出たよー!って報告をお待ちしております。僕はエンドルフィンを自在に操る事ができます。