表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘々日記 〜不条理ギャグ小説〜  作者: 塩塚不二夫
4/40

不器用な私

 残業で疲れた私はパソコンから顔を上げると、大きく息を吐きボキボキッと首を回した。

 「おっ、もうこんな時間か。確かに疲れたな」

 そう言って、課長も首を回した。

 しかし、課長の首から出た音はキュッキュッだった。

 「…今のは聞かなかった事にしてくれ」

 課長は柔和な表情をしていたが、目の奥は笑っていなかった。

 やはり、課長が幼少期に親に捨てられ、その後鳴子のコケシに育てられたという噂は本当だったのだ。

 しかし、課長の過去に何があろうと、私は課長を信じてついて行くと決めているのだ。

 「へ?課長はん、何の事でござんしょう」

 私はしっかりと、とぼけて見せた。

 課長はうつむいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ