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嘘々日記 〜不条理ギャグ小説〜  作者: 塩塚不二夫
3/40

床屋

 行きつけの床屋の椅子に座ると、理容師の親父が私の首にケープを巻きながら「今日はどんな感じにしましょう」と、鏡越しに聞いてきた。

 私は「いつも通りで」と答えた。

 すると、理容師の親父は「じゃあ、悔しそうな感じでいいですね」と屈託のない笑顔で言った。

 『カシャカシャカシャカシャ…』

 自分の事は自分では分からないものだ。

 私は小気味良いハサミの音を聞きながら、明日からどんな顔をして出社すれば良いのだろうかと考えていた。

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