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1.平和の世界

           第一章

 「もぅ〜俺は疲れたよ。」


 深いため息とともに、一言言った。

 今は、2度目の転生で、魔族の本拠地に単独で奇襲を仕掛け、魔王である男を圧倒的な力の差で倒していた。

 そう、その男こそ今回の主人公「八神 秀(やがみ しゅう)」である。


 「今度は、平和な暮らしがしたいって言ったのに…」

 「あの神様の言ったことなんて嘘だらけじゃねーかよ!信じた俺がバカだった…」

 

 本拠地の最奥で、独り言のように言った。

 魔族を壊滅させ、やっと平和な暮らしができると思っていたがそう人生は甘くはない。八神は、世界を救った救世主、そんな男を皆が放っておくわけがないのだ。


 「八神さま〜待って〜〜」

 「どきなさいよ!八神さまは私の御仁なんだから!」

 「八神さん、どうか我らに剣術のお稽古を!」


 街を歩けば、たくさんの知らない人から追いかけられ、毎日いろんなところのパーティーや舞踏会などの誘いを受ける。毎日、毎日こんな感じである。


 「世界を救ったら自由になれるんじゃなかったのかよ……自由になるために頑張ってきたってのに……」

 

 毎日ため息と共に、こんなネガティブな言葉しかでない。八神は最後、寿命が尽きるまでこんな感じだったのだ。

 

 「あぁ〜長かったの〜…………」


 八神は皆に讃えられながら寿命がつき2度目の人生が終わった。


 「お久しぶりぶり〜ほぉっほぉっほぉ〜〜〜」

 陽気な声とともに、俺、八神 秀は目が覚めたのだ。目が覚めた途端、陽気なおじさんの顔を見たとき、イライラがMAXになっていた。

 

 「コォンノーーヤローー!マジで許さねーぞー!」


 起きてすぐに怒号が飛んだ。この陽気な声の主こそ、俺を何度も何度も転生させまくった元凶。某ゲームの裏ボスに出てくるような見た目をしている神様だ。俺の怒号を聞いた後、神様は笑いながら話す。


 「なんじゃ…なんじゃ…お主は2度目の世界で無双したかったんじゃなかったのか…。ほぉっほぉっ…」

 「誰がそんなこと言ったんだよ!俺は平和な暮らしがしたいって言ったんだよ!真逆の所に転生させやがって!」

 「あらま〜ミスっちゃった。てへ。。」

 「もうやめてくれ!俺はもう転生なんかしたくない。」


 怒りと共に、自分は疲れたという事をアホな神様に言った。その言葉を聞き、アホな神様は俺を見て言う。


 「すまんのー。お前の気持ちはわかった。それでは最後に、とある平和な国に転生させてやろう。しかしこれで最後じゃ!ここで死んだらもう、お前の人生は終わりになる。これでどうじゃ…」


 それを聞き俺は考え、聞き返す。


 「今度こそ本当だろうなぁ!一回死んだら終わりの世界……。面白いじゃないか……。これが本当だったら今までのことは水に流す。」

 「ほぉっほぉっほぉ〜…それは良かった〜少し寂しいが、これで私に会うのも最後になるだろう!2度世界を救ってくれたことに感謝してるぞ。」

 「俺はこれで転生がなくなると思うと次の人生が楽しく思えて仕方がないけどな!」

 「ほぉっほぉっ!それじゃ最後の転生じゃ!この世界を思う存分楽しむが…よ……いぃ……。」


 神様の声が徐々に聞こえなくなってきて意識が飛んでいく……。それから目に光が差し込む。


 「おぎゃー…おぎゃー…」

 「元気の良い子だな。全く…」

 「ふふっ!誰に似たのかしらね〜。」


 目の前には男の人が立っており、俺は暖かいタオルに包まれながら、綺麗な女の人に抱えられている。俺も2度も転生しているのもありすぐに、状況が読めた。そして俺はこう思った。

 

 「今度こそ平凡な暮らしをすると………。」




 

 


 



どうもよろしくお願いします。

初めての小説なので気軽に読んでください。

思うこともあると思うので、バシバシ、コメントやアドバイス、直して欲しいところなど書いてください。

評価お願いします!


 どうか暖かい目で見守ってください

by虎宮カケル

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